昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

ポエム 焦燥編 (超人の国)

2024-09-02 08:00:38 | 

”荒々しい瞬間の暴力が飲み込んでしまう”
そしてその飲み込まれた世界は、
誰も居ない浜辺でたった一人で泳いでいるわたしを、
もう一人の私が見ている所。

”ぴかぴか光っているものは、一時の為に生まれたもの。
 本当のものは、滅びることなく後世に伝わります”

人間の愛とは、いわゆる前者のようなものでしょう。

彼は 幸せ者です。
わたしに○された-ただその一点で、わたしの心に わたしを知る人の心に
いつまでも記憶されるのですから。
後世にまで伝わるのですから、たとえ記憶の片隅のことだとしても。

”わたしが後世のことなぞかまっていたら だれが今の世の人を笑わせますか”

この世から 笑いという笑いが消え
哀しみという哀しみが消え去る
     ━ そう、「人でなしの国」
そしてそれが、「超人の国」でしょう

Such is life,will once more!
               =by Nietzsche

 

(背景と解説)

“ ”内は、引用だと思います。
引用元は、はっきりとしませんが、多分ですが……。
ゲーテ作「ファウスト」ではないかと、思います。

この頃のわたしは、とにかく人間不信のまっただ中にいました。
原因は、はっきりしています。
ただ、当時信じ込んでいた事実とはまったく真逆なことだったことに、いつ頃に気付いたのかは判然とはしませんが、かなりの衝撃を受けたことは事実です。


その折りのことを小説として書き上げています。
[ドール]というタイトルですが、後日に。
最後に、「彼」はわたしです。



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