「で?どこのお店にあったんだ?」
「うん。
“milliner”という、お帽子専門のお店。」
「はて?
隣町にそんな名前の店、あったかな?・・・」
「いゃあねえ。
あのキャバレーと同じ通りに、あったじゃない。」
こともなげに言う小夜子に、茂作翁は困惑した。
「どうやって買うつもりだ?
また出かけると言うのか?」
「大丈夫よ、お父さん。
佐伯家の正三さんがね、次のお休みの日にお出かけになるの。
それでね、お願いして連れて行ってもらうつもりだから。」
「小夜子。
もらうつもりって、あちらの了解は取ってるのか?」
目を輝かせている小夜子に、危うさを感じてうろたえる茂作翁だった。
「大丈夫、大丈夫。
心配ないわよ。」と、
笑みを浮かべながら小夜子は離れた。
「うん。
“milliner”という、お帽子専門のお店。」
「はて?
隣町にそんな名前の店、あったかな?・・・」
「いゃあねえ。
あのキャバレーと同じ通りに、あったじゃない。」
こともなげに言う小夜子に、茂作翁は困惑した。
「どうやって買うつもりだ?
また出かけると言うのか?」
「大丈夫よ、お父さん。
佐伯家の正三さんがね、次のお休みの日にお出かけになるの。
それでね、お願いして連れて行ってもらうつもりだから。」
「小夜子。
もらうつもりって、あちらの了解は取ってるのか?」
目を輝かせている小夜子に、危うさを感じてうろたえる茂作翁だった。
「大丈夫、大丈夫。
心配ないわよ。」と、
笑みを浮かべながら小夜子は離れた。
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