行動派が言う。
「誰も反対しないようだ。
委員長、やってくれ。
時間が勿体ない。」
眼鏡をかけたやせっぽちの男が、
渋々と立つ。
と、あろうことか
「待ってください。
みんながそれでいいと言うのなら僕もそうしますが、
僕としては、
自習とした方がいいと思います。
第一、
先生も居ないことだし。
それに、
あと二十分足らずの時間です。
討論の時間には少ないと思います。
風紀については、
重要なことですから、
誰かが調査して、
その結果を元に討論してはどうでしょうか。」
と、小声ながらも、
はっきりと胸を張って、
真面目派が言った。
クラス内に、
割れんばかりの拍手が起こった。
真面目派は、
“ドクン・ドクン”という心臓音を耳にしながら、
真っ赤になっていた。
さすがの行動派も、
いつも連れ立っている仲間の一人に反対されては、
反論のしようがなかった。
「それでは、
俺とあと二人の三人で調査したいと思うが、
どうだろう。
委員長、
採決を採ってくれ。」
勿論、
この提案に反対する者はいない。
満場一致で承認された。
あちこちで、
安堵の声が聞こえた。
「誰も反対しないようだ。
委員長、やってくれ。
時間が勿体ない。」
眼鏡をかけたやせっぽちの男が、
渋々と立つ。
と、あろうことか
「待ってください。
みんながそれでいいと言うのなら僕もそうしますが、
僕としては、
自習とした方がいいと思います。
第一、
先生も居ないことだし。
それに、
あと二十分足らずの時間です。
討論の時間には少ないと思います。
風紀については、
重要なことですから、
誰かが調査して、
その結果を元に討論してはどうでしょうか。」
と、小声ながらも、
はっきりと胸を張って、
真面目派が言った。
クラス内に、
割れんばかりの拍手が起こった。
真面目派は、
“ドクン・ドクン”という心臓音を耳にしながら、
真っ赤になっていた。
さすがの行動派も、
いつも連れ立っている仲間の一人に反対されては、
反論のしようがなかった。
「それでは、
俺とあと二人の三人で調査したいと思うが、
どうだろう。
委員長、
採決を採ってくれ。」
勿論、
この提案に反対する者はいない。
満場一致で承認された。
あちこちで、
安堵の声が聞こえた。
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