ろうそくの火を三本灯してある部屋。
みかん箱の上に、テーブルの上に、そして窓辺に置く。
薄明るい四畳半に、僕と君がいる。
クリスマスイブの今宵、
僕の気まぐれだけで、この部屋に君を招き入れた。
風
邪をひいたという君は、コタツ一つない寒いこの部屋で、
オーバーに身を包んで震えている。
僕のたった一つのレインコートをその上にかけようとすると、
”あなたが寒いから”と、僕の背にかけてくれる。
あぁ、ありがとう。
これ程の幸せを誰が知る?
君のかわいらしい手のぬくもりが、僕の背に伝わる。
そして電気のように、僕の心臓を高ぶらす。
“Merry X’mas,&,Holy night!”
君の鈴のようなその声は、まるで天使だった。
いつだったか、その声を聞いた。
みかん箱の上に、テーブルの上に、そして窓辺に置く。
薄明るい四畳半に、僕と君がいる。
クリスマスイブの今宵、
僕の気まぐれだけで、この部屋に君を招き入れた。
風
邪をひいたという君は、コタツ一つない寒いこの部屋で、
オーバーに身を包んで震えている。
僕のたった一つのレインコートをその上にかけようとすると、
”あなたが寒いから”と、僕の背にかけてくれる。
あぁ、ありがとう。
これ程の幸せを誰が知る?
君のかわいらしい手のぬくもりが、僕の背に伝わる。
そして電気のように、僕の心臓を高ぶらす。
“Merry X’mas,&,Holy night!”
君の鈴のようなその声は、まるで天使だった。
いつだったか、その声を聞いた。
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