昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第二部~ (六十五) (四)

2013-09-09 20:16:33 | 小説
三部構成の、大長編です。 どうぞ気長に、読んでください。 実はこれ、まだ執筆中なんです。 ----- (四) 資料に目を落としながら、怪訝な表情を見せた。 「うん? 北海道はどうした? 青森までしかないぞ。 まさか青函連絡船だから止めたなんていうんじゃないだろうに。 どうせなら、全国総ナメと行こうや」 「分かりました、すぐにも調べます。 ところで社長、なんで東北はだめだったんで?  手が回ら . . . 本文を読む

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第二部~ (六十五)  三

2013-09-08 11:18:00 | 小説
三部構成の、大長編です。 どうぞ気長に、読んでください。 実はこれ、まだ執筆中なんです。 ----- 「今か今かと、待ってました。 良いのがあるんです、南部鉄器なんて最高です。 鉄瓶やら鍋もですが、風鈴が良いんですわ。 リーンってね、高い音が響くんです。 和むんです、気持ちが。 . . . 本文を読む

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第二部~ (六十五) 二

2013-09-07 12:59:25 | 小説
三部構成の、大長編です。 どうぞ気長に、読んでください。 実はこれ、まだ執筆中なんです。 ----- なぜ東北物を扱わないのか、いや東北地方の話そのものを嫌がるのか、 武蔵の心底が分からない五平だ。 直感的に武蔵の判断で事の是非を決めることもありはした。 商売の流れとして、即断即決を迫られることは珍しいことではない。 . . . 本文を読む

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第二部~ (六十五) 一

2013-09-06 21:25:44 | 小説
三部構成の、大長編です。 どうぞ気長に、読んでください。 実はこれ、まだ執筆中なんです。 ----- 式後の武蔵は、前にも増して商売に精を出した。 持てる財を使い果たしたということもあるが、 それにも増して事業欲がムクムクと湧き出していた。 ひとり小夜子を残して会社に立ち戻った武蔵は、 「新婚旅行に出かけられるんじゃ?」 と言う五平に 「そんなものは、いつでも行けるさ。 猛烈に働きたいんだよ、今は。 すかんぴんになっちまったことだしな。」 と、笑う。 . . . 本文を読む

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第二部~ (六十四) 八

2013-09-05 20:23:47 | 小説
三部構成の、大長編です。 どうぞ気長に、読んでください。 実はこれ、まだ執筆中なんです。 ----- 「茂作、良かったぞ。 大婆さまの許しも出たから、これからは本家にも遊びに来い。 初江が気にしとるから。」 *武蔵と小夜子の婚礼のシーンです。  村人全員を招待しての宴の真っ盛りです。 . . . 本文を読む

[お取り扱い注意!] (三十七)

2013-09-02 18:40:11 | 小説
元旦に、突然届いた荷物。 日が経つにつれ、膨れ上がってきた。 中から出てきた物は……人形だった。 ======== 老医師の淡々とした話しぶりに、次第次第に私の心がほぐれていった。 冷たい風が吹いていた体に、ぽかぽかと暖かい光が射し込んでくるような感覚にとらわれた。 “金がかからないのなら、ベスメーカーとやらを入れるのもありだな” . . . 本文を読む

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