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人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

DSCH弦楽四重奏団「ショスタコーヴィチ『弦楽四重奏曲第4、5,6番』」の公演チケットを取る / アナ・リリー・アミールポアー監督「モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン」を観る

2024年02月02日 00時03分12秒 | 日記

2日(金)。昨日の朝日夕刊に1月15日に開催された朝日新聞と朝日カルチャーセンターの共同企画「マエストロと語ろう ~ 沼尻竜典」の概要が掲載されていました 神奈川フィル音楽監督・沼尻氏を取り上げた吉田純子編集委員による記事を、「指揮者にとって大切なこと」に絞ってご紹介すると次の通りです

「指揮者という仕事で一番大切なこと。一つ目は『好奇心』。いろんな人のリハーサルにもぐりこむ。バレエやテレビなど、異なる世界からの仕事が来るとワクワクする 二つ目が『コミュニケーション』。指揮者の仕事とは、協賛してくれる企業や切符を買ってくれるお客様、楽員とのコミュニケーションの連続にほかならない この二つの後に、三つ目の『才能』がくるのだという。指揮者になりたいという人には、『指揮の技術を学ぶ前に、何かひとつの楽器に習熟すること』を勧めるという 『僕も昔はどう三角形に振るとか、そういうことばかり知りたがっていた こう動けば人はこう動くというのがあると思っていた。でも実際、オーケストラの前に立ったらそうはいかない 大切なのはやっぱり自分自身の力で、音楽の核の部分に手を突っ込むことなんです』と語る

現代社会に名匠トスカニーニが蘇って「指揮者という仕事で一番大切なこと」を問われたら、「楽員を従わせる知識と実力を背景とする統率力」と答えるかもしれません 彼に言わせれば「コミュニケーション? どんな意味があるんだ! 指揮者に自信がないだけの話だろう。曲については自分が一番よく知っている 黙って言う通りに演奏すればいいんだ。楽員と話し合って演奏するなら指揮者はいらねーよ」ということでしょう また、「何かひとつの楽器に習熟すること」ということで言えば、トスカニーニはチェロ奏者としても一流のアーティストでした それが指揮の上でも役立っていることは言うまでもないでしょう

しかし、現代は「コミュニケーション」なしには指揮者は務まりません 指揮者と楽員の関係は主従の関係ではなく、より良い演奏をするためのパートナーという位置づけにあると言えるかもしれません

ということで、わが家に来てから今日で3306日目を迎え、中国の航空当局は、台湾海峡上空に設定している民間機の飛行ルートを2月1日から、これまでより台湾寄りのルートに変更したことに対し、台湾側は中国による新たな圧力と捉えて反発している  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     じわじわと台湾側に侵略し 既成事実を積み重ねるのは覇権主義国・中国の常套手段

 

         

     

昨日の夕食は、「海老仕立て味噌鍋」と「豚バラ大根」にしました 鍋の材料はタラ、海鮮つみれ、白菜、人参、シメジ、豆腐、シラタキです お腹がいっぱいで、さすがに豚バラ大根は残しました

 

     

     

     

 

         

 

4月21日(日)14時からすみだトリフォニーホール(小)で開かれるDSCH弦楽四重奏団「ショスタコーヴィチ『弦楽四重奏曲全曲演奏プロジェクト』第2回公演」のチケットを取りました プログラムはショスタコーヴィチ「弦楽四重奏曲第4番、第5番、第6番」です DSCH弦楽四重奏団は新日本フィルのソロ・コンサートマスター崔文洙を中心に2021年5月に結成したユニットで、メンバーはヴァイオリン=崔文洙、ビルマン聡平、ヴィオラ=安達真理、チェロ=植木昭雄です このプロジェクトは2022年から5年間をかけてショスタコーヴィチ「弦楽四重奏曲」全15曲を演奏するものです 出来る限り全曲聴き通したいと思います

 

     

 

         

 

早稲田松竹でアナ・リリー・アミールポアー監督による2022年製作アメリカ映画「モナ・リザ  アンド  ザ  ブラッドムーン」(106分)を観ました

謎めいた少女モナ・リザ(チョン・ジョンソ)は、あの有名な絵画と同じ名前だが、絵に描かれた女性のように微笑むことは決してない 彼女は12年もの間、精神病院に隔離されていたが、ある赤い満月の夜、突如として目で他人を操る特殊能力に目覚める 自由を求めて施設から逃げ出したモナ・リザは、サイケデリックな音楽が鳴り響き、刺激と快楽に満ちたニュー・オーリンズの街に辿り着く そこで、喧嘩中のシングルマザーでポールダンサーのポニー・ベル(ケイト・ハドソン)を、超能力によって助けたことから知り合いになる ポニーは彼女の特殊能力を利用して客からチップを巻き上げたり、キャッシュ・ディスペンサーで見知らぬ客のお金を降ろさせたりして金儲けをする それに気がついたポニーの息子チャーリー(エバン・ウィッテン)はそんな母親を批判し、モナ・リザに「あなたは利用されているんだ」と警告する ある日、ポニーとモナ・リザが警官に追い詰められた時、ポニーが「モナ・リザのことは知らない」とシラを切ったことから、彼女は人が信じられなくなる 母親の愛情が感じられないチャーリーは、モナ・リザと一緒にニューオリンズから脱出することを決意する 現地で知り合ったDJファズの車で空港まで行くが、搭乗手続きをするとき、警官が追ってきたことから、チャーリーは自分が犠牲になって警官の目を引き、その間にモナ・リザは搭乗に成功する かくして、モナ・リザは晴れて自由の身となり新しい世界へと旅立った

 

     

 

韓国人女優チョン・ジョンソがミステリアスなモナ・リザを演じています レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナリザ」はミステリアスな微笑が魅力ですが、チョン・ジョンソのモナ・リザは、ある時は恐ろしく、ある時は可愛く、ある時はあどけなさを感じさせる顔の七変化が魅力です まるでカオスの中に放り出された赤ん坊のように周囲の色に染められていきます 最後に彼女は特殊能力を使って難なく搭乗手続きができたはずですが、それをしませんでした それは、モナ・リザがチャーリーを信じていたからです

この映画でも山ほど音楽が流れますが、唯一分かったのはナット・キング・コールの「モナリザ」だけでした

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