8日(木)。わが家に来てから今日で3312日目を迎え、韓国統一省は6日、北朝鮮の経済・社会の状況を脱北者約6千人に調査した報告書を初めて発表したが、それによると、16~20年に脱北した人の72%が食糧配給の経験がないと回答、9割超が貧富の差が拡大していると回答し、正恩体制となった11年以降の脱北者によると、家庭への電力供給は1日あたり4時間余りに制限されていたと回答した というニュースを見て感想を述べるモコタロです
核・ミサイル開発を優先し 住民の生活は二の次にする 金正恩体制の実態が明白だ
昨日の夕食は「牡蠣鍋」にしました 材料は牡蠣、長ネギ、白菜、シイタケ、エノキダケ、シラタキ、豆腐です
牡蠣は広島産で美味しかったです
〆はうどんです 満腹になりました
昨日午前、東京芸術劇場コンサートホールで芸劇ブランチコンサート「第46回 新鋭とベテラン」を聴きました プログラムは①クライスラー「美しきロスマリン」、②同「愛の悲しみ」、③「愛の喜び」、④ブラームス「ピアノ五重奏曲 ヘ短調 作品34」です
演奏はヴァイオリン=大江馨(神奈川フィル・コンマス④)、石川未央(①~④)、ヴィオラ=佐々木亮(N響首席④)、チェロ=辻本玲(同④)、ピアノ=清水和音(①~④)です
この日も平日午前にも関わらず多くの聴衆が集まりました
プログラム前半はクライスラー「美しきロスマリン」「愛の悲しみ」「愛の喜び」の3曲です これらの曲はフリッツ・クライスラー(1875-1962)が作曲したヴァイオリンとピアノによる小品です
ヴァイオリン独奏の石川未央は桐朋学園大学4年に特待生として在学中で3月に卒業します 第9回ノヴォシビルスク国際ヴァイオリンコンクール・シニア部門で第2位入賞を果たしました
桐朋学園大学と同大学院の在校生により結成された「カルテット・プリマヴェーラ」のメンバーでもあります
桐朋学園大学の副専攻ピアノ科で清水和音に師事している関係で今回の出演が決まったようです
曲間の清水のトークによると、彼女はピアノも相当巧いとのことです
銀のラメ入り衣装に身を包まれた小柄な石川が登場し、清水の伴奏によりクライスラーの代名詞的な3曲が演奏されます 石川は「美しきロスマリン」では美しいヴィブラートで流麗な演奏を繰り広げます
「愛の悲しみ」では哀愁を帯びたカンタービレが美しい
「愛の喜び」ではエネルギーに満ちた溌溂とした演奏が展開しました
性格の違う3曲の弾き分けが見事でした
プログラム後半はブラームス「ピアノ五重奏曲 ヘ短調 作品34」です この曲はヨハネス・ブラームス(1833-1897)が1861年から64年にかけて作曲、1868年にパリで初演されました
正確に書くと、最初のスケッチは1854年から56年にかけてで、その後1862年に「弦楽五重奏曲」として完成させました
しかし、試演の結果 満足を得られず、1864年に「2台ピアノ用のソナタ」に改作しました
その後、同年さらに「ピアノ五重奏曲」に改作し、これを最終形としました
第1楽章「アレグロ・ノン・トロッポ」、第2楽章「アンダンテ、ウン・ポコ・アダージョ」、第3楽章「スケルツォ:アレグロ」、第4楽章「フィナーレ:ポコ・ソステヌート ~ アレグロ・ノン・トロッポ」の4楽章から成ります
5人により第1楽章が開始されます。5つの楽器による力強く重奏的なアンサンブルが見事です 個人的には中声部が好きなので、ヴィオラの佐々木亮の演奏に目と耳が向きますが、第2楽章で彼は、第2ヴァイオリンと同じフレーズを弾く時は石川の方に向き、チェロと同じフレーズを弾く時は辻本の方を向いて演奏する姿が印象的でした
第3楽章はリズム感の良い活気に満ちた演奏が繰り広げられますが、5人が楽しそうに演奏している様子が窺えて微笑ましく思いました
第4楽章では大江のヴァイオリン、辻本のチェロが素晴らしい演奏で存在感を示し、完璧なヴィオラの佐々木、ベテラン勢にすっかり溶け込んで生き生きと演奏する石川、弦楽器にぴったり寄り添う清水のコラボにより重層的なアンサンブルが繰り広げられ、情熱的なフィナーレを飾りました
ブラームスが3度目の正直で「ピアノ五重奏曲」としてこの曲を完成させてくれたことに感謝したい気持ちでいっぱいです まさに「名曲名演奏」でした