5日(木)。今日はモーツアルトの233回目の命日です 一昨日、読響定期で聴いたばかりの「レクイエム」を、テオドール・クルレンツィス指揮ムジカエテルナの演奏によるCDで聴いて、故人に想いを馳せたいと思います
ということで、わが家に来てから今日で3614日目を迎え、韓国の尹大統領は3日夜、野党多数の国会が行政をまひさせていると訴えて「非常戒厳」を宣言し、その後 国会の解除要求決議を受けて解除したが、野党は「内乱行為」だとし、尹氏が辞任しなければ弾劾手続きを進める構えでいる というニュースを見て感想を述べるモコタロです
コーリャ大変だなんて言ってる場合じゃない 日本も辞任をカンコクすべきかなあ?
昨日、夕食に「ビーフシチュー」「生野菜とアボカドのサラダ」を作りました 今回はブロック肉を使いましたが、柔らかくて美味しく出来ました
昨夜、サントリーホールで東京都交響楽団「第1012回定期演奏会Bシリーズ」を聴きました プログラムは①ハイドン「チェロ協奏曲第1番 ハ長調」、ショスタコーヴィチ「交響曲第8番 ハ短調 作品65」です 出演は①のチェロ独奏=伊東裕(首席)、指揮=ロバート・トレヴィーノ(頸椎の外科的措置のため降板の大野和士の代役)です
ロバート・トレヴィーノはメキシコ系アメリカ人で、現在、スペインのバスク国立管弦楽団の音楽監督、イタリアのRAI国立交響楽団の首席客演指揮者を務めています
1曲目はハイドン「チェロ協奏曲第1番 ハ長調」です この曲はフランツ・ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809)が1762年から65年にかけて、エステルハージ侯爵家の副楽長を務めていた時期に、チェロ奏者のヨーゼフ・フランツ・ヴァイクルのために作曲したと考えられています 第1楽章「モデラート」、第2楽章「アダージョ」、第3楽章「フィナーレ:アレグロ・モルト」の3楽章から成ります
オケは10型の小編成で、左から第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、その後ろにコントラバスという いつもの都響の並び コンマスは矢部達哉、隣は水谷晃というダブルトップ態勢を敷きます
チェロ独奏の伊東裕は奈良県出身。第77回日本音楽コンクールチェロ部門第1位 葵トリオとして、第67回ARDミュンヘン国際音楽コンクール・ピアノ三重奏部門第1位 22年8月から都響首席チェロ奏者を務めています
なにげにトム・ハンクス似のトレヴィーノの指揮で第1楽章に入ります 伊東は明朗で伸びやかな演奏を繰り広げます 終盤のカデンツァは聴きごたえがありました 第2楽章では伊東の優しさに満ちたチェロが会場に響き渡ました 第3楽章では快速テンポによる軽快な演奏が展開し、息つく間もなくフィナーレになだれ込みました
満場の拍手とブラボーが飛び交う中 カーテンコールが繰り返され、伊東は首席チェロの古川展生、副首席の江口心一の協力を得て、カザルス「鳥の歌」をしみじみと演奏、再び大きな拍手を浴びました
プログラム後半はショスタコーヴィチ「交響曲第8番 ハ短調 作品65」です この曲はドミトリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975)が1943年に作曲、同年11月4日にモスクワでエフゲニー・ムラヴィンスキー指揮ソヴィエト国立交響楽団により初演されました 第1楽章「アダージョ ~ アレグロ・ノン・トロッポ」、第2楽章「アレグレット」、第3楽章「アレグロ・ノン・トロッポ」、第4楽章「ラルゴ」、第5楽章「アレグレット」の5楽章から成ります
オケは14型に拡大し、トレヴィーノの指揮で第1楽章に入ります 冒頭のチェロとコントラバスの低弦による迫真の演奏が素晴らしい アレグロに入ってからの管弦楽の集中力に満ちたアグレッシブな演奏が凄い その後のイングリッシュ・ホルンによる抒情的な演奏が素晴らしい 第2楽章は冒頭から弦楽器を中心に速いパッセージによる迫真の演奏が展開します 胸のすくような爽快な演奏です 第3楽章では、冒頭のヴィオラ・セクションによる集中力に満ちた渾身の演奏が素晴らしい 中間部におけるトランペットの輝く演奏が印象的です 切れ目なく第4楽章に入りますが、ファゴット、フルート、ピッコロの演奏が素晴らしい 切れ目なく第5楽章に入りますが、これまでの喧騒のような音楽がウソのように、パストラーレ風の穏やかな音楽が繰り広げられます 最後は消えるように静かに全曲が閉じられますが、この終わり方は良いですね
満場の拍手とブラボーが飛び交う中カーテンコールが繰り返されます 急きょ代役を務めたロバート・トレヴィーノによるこの日の公演は、大成功だったと思います トレヴィーノは卓越した統率力と鋭いバランス感覚の指揮者だと思います
今日はN響12月度Bプロ定期演奏会を聴きにサントリーホールに行きます
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます