25日(水)。昨日、防災関係の会議を開き、丸の内消防署の担当官から大地震の話を中心にお話を伺いました 幸か不幸か昨年3月11日を境に、各事業所とも防災意識が高まったとのことです 話の中で初めて知ったのは、過去の大地震の際の死亡原因です。関東大震災の時は火災が87%、阪神淡路大震災の時は圧死が83%、昨年3.11の東日本大震災の時は92%が溺死ということでした。「備えあれば憂いなし」。お互いに気をつけましょう
閑話休題
その防災会議が終わって事務所に戻ると、机の上に小さな紙袋が置かれていました。近くの社員に聞くと、月曜日にHCビル地下のKでいっしょに飲んだテナントS社のF氏が私あてに持参したとのことでした。中を見るとオペラのDVDのパッケージが2本入っていました それで思い出しました。いっしょに飲んだ際にF氏が「うちの社長が個人資産を注ぎ込んでオペラ公演を挙行して、それをDVDにして売り出しているんです。うちの社長が経営しているラ・ヴォ―チェという会社が制作・発売してるんですが、オペラが好きなようなので、社長のところから持ってきてあげますよ」と言っていたのです。まさか、本当に持ってきてくれるとは思っていなかったので驚きました
1枚はベッリーニ「ノルマ」で、キャストはノルマ=チェドリンス、ポリオーネ=スコーラ、フラーヴィオ=中鉢聡ほかで、カンパネッラ指揮東京フィルの演奏です 2003年7月と8月に新国立劇場で収録したもので、総合プロデューサーとしてS社のE社長の名前が載っていました。
もう1枚はヴェルディ「ラ・トラヴィアータ」で、キャストはヴィオレッタ=デヴィーア、アルフレード=フィリアノーティ、ジェルモン=ブルゾンほかで、カンパネッラ指揮東京フィルの演奏です 2006年8月に新国立劇場で収録したもので、やはり総合プロデューサーとしてE社長の名前が載っていました。
2枚とも、出演者を見る限り一流の歌手陣だし、オーケストラも東京フィルだし、合唱も藤原歌劇団合唱部だし、相当お金がかかっていると思われます F氏の話が本当ならE社長が一人ですべての経費を負担したことになります。E社長はE育英会という財団も主催しており、若手演奏家の育成に努めていることでも知られています お金が有り余っている人はうらやましい限りですが、お金の使い道としては正しいと思います
わが社のE部長の話によれば、月曜日、F氏は1次会で焼酎のボトルを1本空けた後、E部長と3次会まで行って、新たに入れたボトルをF氏がほとんど一人で空けてきたというのですから、相当なウワバミです それでもDVDの件は忘れないのですから人間じゃありません、もとい、大したものです 高価なDVDをいただきっぱなしというわけにもいかないので、お酒好きなF氏に焼酎を贈ることにしました。まあ、どうせ1日で飲みきってしまうことはサケられないでしょうが
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