人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

事件の裏に女あり~誉田哲也著「ヒトリシズカ」を読む

2012年04月26日 07時07分52秒 | 日記

26日(木)。昨夕、ビルの警備・清掃を委託しているT社のN部長ほか総勢11人でEビル1階のPで飲みました 防災センターに新たに加わった若手隊員の新人歓迎会というわけですPは小奇麗なイタリアン・レストランで,料理もワインも美味しい店でしたが,参加者の熱気のせいか若干暑かったような気がします.一肌脱いで話をしました・・・・上着を脱いだわけね 私は主にN部長と芸術論を戦わせていたような気がしますが,定かではありません.2次会は9人でわがビル地下のRに流れ,主に日本酒を飲みました 何の話をしたのかまったく覚えていません そういえば肝心の新人君は家が遠いので1次会で引き揚げました.2次会はどういう名目だったのでしょうか? ともあれ,N部長はじめ関係者の皆さまお疲れ様でした

 

  閑話休題  

 

誉田哲也著「ヒトリシズカ」(双葉文庫)を読み終わりました 2008年10月に双葉社から単行本が出され、今回、文庫本として発売されました。著者は「ストロベリーナイト」や「ジウ」などの警察小説でお馴染みの小説家です

この作品は6つの物語からなる連作短編の形をとりますが、それぞれの事件の顛末が描かれることで、やがて一人の女性・静加の全体像が浮かび上がってくるように書かれています

最初の章「闇一重(やみひとえ)」で、男が拳銃で撃たれて死亡します。裏に、ある少女の影がちらつきます。この少女は名前を変え、次々に犯罪にかかわっていきます しかし、なぜ静加がそうせざるをえなかったのか、最後の章「独静加(ひとりしずか)」で明らかになります。それまでの「ひどい女」というイメージがここで覆されます。読み始めたら止まらない小説としてお薦めします

 

          

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2 コメント

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事件じゃなくても女性の描写がウマイ (隼人)
2012-05-08 22:35:19
おそらくはまった人が多いであろう「武士道~」ですが、
実は警察モノ、それも女性がメインのものが特に素晴らしいですね。
「ヒトリシズカ」は未読ですが、
> 読み始めたら止まらない小説
なんて書かれてしまうと、読みたくなってしまいます!。

極めて現実的、意外でもない古風な発想、
挫折してもまっすぐ進む性格、なにより職人!
誉田さんをこんな感じで評しているサイトがあって、
妙に納得してしまいました。
http://www.birthday-energy.co.jp/

登場人物の設定とか、かなりシッカリしているなと思ったら、
きちんと設計しているそうです。
新作が6/5に発売予定だそうで、どんな世界観が
広がるのか、いまから楽しみですね~。
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納得! (tora)
2012-05-09 08:10:13
隼人さん,コメントありがとうございました.「事件じゃなくても女性の描写がウマイ」というのに,思わず納得!です.本当にそうですね
私は「武士道シリーズ」は未読ですが,警察モノがわくわくドキドキで好きです.これからもよろしくお願いします
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