ここ4試合、というか甲府戦からだと6試合、
4バックでのポゼッションサッカーが浸透し、
相手を押し込める試合を継続している我がチーム。
確実に、「強いチーム」に変わりつつあります。
押し込む形だけは、巷では「J2の川崎」と言われているとかいないとか(笑)
しかし、
「強いチームが勝つのではない。勝ったチームが強いのだ」という、
ベッケンバウアーの言葉を借りるまでもなく、
強いチーム=勝てるチーム、ではないことも周知の事実。
結果として、4試合勝ちがなく、得点も1というのが現実です。
そんな現状をみると、
なんとなく、大木監督を思い出します(失礼)。
甲府監督時代は、独自の「クローズ理論」で細かいパス回しでJ2を席巻。
見事J1昇格まで果たした名監督。
しかし、そんな強かったチームも一度対策を練られれば、勝てないチームへ変貌。
甲府での降格後は、京都、岐阜でも結果が出せませんでした。現在は熊本監督。
熊本でもクローズやってるのかなぁ、伊東には合ってそうだけど。
我々は、魅力的なチーム+勝つチームを求めがちです。勝手ですね(汗)
そういう意味では、現在は、「魅力的なチーム」レベルなのかなと思います。
見ていて楽しいですもん(笑)
これを、どう勝てるチームに引き上げていくか。
今後対戦するチームは、
ここ数試合のポゼッションサッカーを見て、
丸裸にしてくるでしょう。
勝負事というのは、アクションとリアクション、
革新と対策、PDCAの繰り返しでもあります。
その対策に、最適解を見出したチームが勝ち進んでいくのでしょう。
大宮は、5-4-1のブロックで対応してきました。
山口戦も5バックで守られスコアレスに終わりましたが、
大宮戦はなんとか1点をもぎ取りました。
一歩前進だと思います。
現在の攻撃の形は、
左で数的優位で形を作るか、
中央への縦パスから、フリックでラインブレイクするか、
そんな形だと思いますが、
どちらも山岸、ヴィニ、加藤がいないと成り立たないのが悩みでしょうか。
できれば、片側に相手を寄せて、逆に振って仕留めたいところですが
(ウチが、福岡戦、大宮戦でやられた形(汗))、
三鬼がいない今、右での形が作れません。
あとは、得点を取ることが目的であって、パスを回すのが目的ではないというところを、
どこで割り切るか。
群馬は今節、大前の3アシストで東京Vを一蹴。
要するにどうすれば大前をフリーにするか、戦術大前。
その試合を見て、充孝にこういうプレーを期待したいと思いました。
少し我慢して、充孝を右SHで使い続けてはどうでしょうか。
守備で抜かれても、後ろにはヤマちゃんもいることだし。
さて、
シーズン当初は小さな台風の目だったJ3からの昇格チーム北九州は、
その後各チームからマークされ丸裸にされてもなお勝ち続け、
今では首位、手の付けられない大型台風となっています。
選手の頑張り、コバさんの辣腕には敬服しかありません。
そんな首位チームに次節相対するのが、我がモンテです。
完成された4バック 対 目下再構築中4バック。
どちらにも勢いはあるようなので、激突が楽しみです。