今日のカナダでのニュース。国家予算というのか、連邦予算というのか、ちょっとわかりませんが federal budgetの税金の使い道で、いいなと思った事がありました。
オリジナルニュースはここ
今現在、子供が生まれると、月々一律でカナダ政府から 6歳未満は$100、6歳から18歳までは$60 手当がもらえます。それプラス、確か6歳までは、オンタリオ州からも世帯の収入に応じて少し手当がもらえます。
今回のニュースは、カナダ政府からの手当に関するものですが、今までは、世帯の収入に限らず、一律で平等に子供手当が支払われていました。
今回新しく決まった事としては、世帯での年収入が、$30.000 未満(約300万円未満)の場合、年間で 6歳未満は$6.400、 6歳-18歳までは$5.400の手当が、子供一人に対して支払われるそうです。月額にしたら子供一人に対して$500ちょっと(約5万円)政府から支払われる事になります。
そして、世帯年収入が$190.000以上(約1900万円以上)の家庭では、手当が無くても十分な生活をさせる事が可能であるという事で、子ども手当は支払われず、手当が必要な家庭へその分使われるという仕組み。 実際の所、どこまで厳密に調整されるのかはわかりませんが、アイディアとしては、無くても大丈夫な人に支払っていた分を、本当に必要な人達に使ってもらうという事みたい。
この間の、世帯年収が$30.000 ー$190.000の家庭では、その収入に応じて、6歳未満は年間 $6.400以下で、6歳ー18歳までは$5.400以下で、手当が支払われるようになるそうです。
昨日ちょうどブログで、貧困について少し触れた所で このニュースだったので、ますます、カナダは色々な人達の事を考えた政策を実行してくれる国なんだな〜。イケメン首相、顔だけじゃなく、政策の中身も素敵だ!! と思いました。
このニュースで、もしかしたら お子さんがいらっしゃらない世帯の方達は、こういった税金の使い道に不公平を感じるか。そんな話をダディとしてみましたが、おそらくそれは無いだろうと。
なぜなら、子供に使う費用が無い分、自分達の収入を、好きなように使えるわけだし、医療費が基本タダなので、誰にでも起こりうるであろう体調を崩した時や病気になった時などは、その検査費、入院費、手術費が税金から出るわけだから、誰もがどこかで、自分が払った税金を還元されていると感じる場面に出会うよね。 と、そんな話をしました。
ヨーロッパのある国では、仕事で疲れが溜まったな。。。一休みしてリフレッシュしたいな。。。と思った時に、スパに行ったりするのも、税金で賄えるそうです。その分収める率ももっと大きいそうですけどね。
もしかしたら、子ども手当を、自分達のギャンブルやドラッグなどに使ってしまい、結局飢えや虐待の環境が改善されない家庭も、もしかしたらあるかもしれない。でも、親子共に一生懸命日々生活をしていて、やりたい事、勉強したい事があるけど費用が。。。とか、将来的な学費の貯蓄にも使えるし、日常の習い事費用、食費や生活費の足しに等、少しでも生活しやすくなるサポートになるんじゃないかなって、思います。
一生懸命働いて稼いだお金を税金として納め、その税金が、日常生活で誰もがここに使われているんだと、色々な場面で感じる事ができる社会は、お金の使い道がクリアな感じがします。
納めた税金、どこに使われてるんだ。。。。誰かの懐に入っているんじゃ無いか。。。。何かやたらと無駄に思える工事をしてないか。。。。 そう感じる国民が増えれば増えるほど、税金アップと言われても、その使い道の信憑性、疑っちゃう気持ち、わからなくないなあ。。
国も人間が作っているわけだから、将来ある子供達が、安心して、健やかに、賢く育ってくれる為のサポート、素敵だな〜って思います。 お子さんがいらっしゃらない方達、子育ては卒業した世代の方達は、間接的に国の人材育てをサポートをしている、大げさな言い方かもしれませんが、それは、すごーーーく素敵な事だと思います。