先月6月中旬頃にNHKの地方ニュースで岐阜県海津市『月見の森』あじさい祭のことを紹介された。
調べてみると、花の旬は過ぎたとのことだったが、『水晶の湯』という温泉施設や『月見の里南濃』という道の駅もあるので行ってみることにした。
まず道の駅で情報収集。周りを見ても『月見の森』に行けそうな道が見当たらない。道の駅内をうろついてみると下の地図を見つけた。なんだ、そもそも駐車場からして違うやん。温泉へ連れて行ってくれるシャトルバスの発着場(バスコース)もそっちにあるし・・・
ということで車を移動。
『月見の森』駐車場に着いてみると、多くの人が集まっている。困ったなあ。平日というのに団体さんかあ!!!
団体さんはバスコースとされている道に入っていった。そこで私たちはたまたま目に入ったウォーキングコースに行ってみることにした。
しかし、このコース。登り始めにはあじさいがあったものの、後は単なる山道。展望こそ良かったものの最初の屈曲3回ほどで嫌になった。もともとが あじさい狙いで来てるから、やっぱ団体さんの道へ方向転換することに・・・(^^;
やはりマイクロバスが通る道だけあって、格段に歩きやすい。それにあじさいも程々に出現する。
冒頭の絵地図で『あじさいの小径』としてあるところに先ほどの団体さんが集結していた。主催者さんが
「ゴミ拾いを・・・」
などと案内している。そっかぁ、清掃活動なんだ。ご苦労様です_(._.)_
でも彼らの先に歩かないと、写真を撮りにくくなるので急げ急げ・・・
さすがに『あじさいの小径』だけあって両側に配置されたあじさいは壮観である。
登っていって『月見のもり』と刈り込まれている所の左側にある階段を登ったところが『いこいの広場』。
そこまでは清掃の方々と競うように登ったので大層息が切れた。ちなみに広場の端にある建物は『山の灯台』とのこと。
広場から見える大展望は息が切れてるのに息をのんでしまう絶景だ。そこへ心地よい風が吹いてくるので満足満足。
清掃の方々はここからお帰り。私たちの目的は温泉施設『水晶の湯』。広場からはすぐである。
ここからの展望も同じように素晴らしく、案内板には岐阜市の金華山や、恵那山、乗鞍岳、御嶽、白山まで見えるとしてある。冬場ならともかく梅雨空の合間では一宮の138タワーパークですら私の目では判別できんかった(-_-;)
温泉は歩行浴、ジェット風呂など充実していた。露天風呂も瓶風呂など3種類あって楽しめた。ただ平日の午前中なのにそれなりにお客さんがあったのでゆっくりと堪能するところまではいかなかった。
温泉の売店では岐阜県の最南端だけど、三重県伊勢神宮への奉納品として桑名のシジミハマグリを売っていた。
マイクロバスで麓の駐車場まで送ってもらい、昼食を食べに道の駅『月見の里南濃』まで移動した。
何軒か入ってる食事処の入り口には美味しそうな親子丼などの定食が飾ってあった。なぜかそれなりのお値段だったので、我々は単純に和食定食?を頼んだ。メインは唐揚げとエビフライ、タケノコなどの煮物など。味噌汁は赤だし。これが塩辛かった。ミカンは南濃ミカンの産地だけあって、大きくて瑞々しかった。
久しぶりに雨が上がったので、朝の散歩に出かけた。
堤防沿いに岐阜グランドホテルまで行って長良川へ降りてみると川霧が出ていた。
川岸まで行くと、霧が濃くなったり薄くなったりしながらを繰り返している。
幻想的な風景とまではいかないけれど、それなりに風流だ。
こちら側の建物は鵜匠の家すぎ山。対岸には手前にホテルパーク。少し離れて十八楼。
ここは鵜飼が行われる場所で写っているのは鵜匠が乗る鵜舟だ。
少し下流に行くと何艘もの川船が停泊している。
そのうち5艘が鵜舟で、あとはホテル関係の舟。
先に浮かんで見えているのが長良橋。見えている建物は岐阜都ホテル。
今朝一瞬の風景だった。
昨日の大雨。岐阜県でも線状降水帯が発生するとか、大雨(高山市、下呂市、郡上市、関市、大垣市)で各所に避難指示(下呂市、郡上市、大垣市)が出たりした。私んちでも暴風雨が吹き荒れ、今日訪ねた娘んちでも庭に植えていたトマトが何本か折れたそうだ。
そんな強風雨の翌朝、いつもの散歩コースを歩いてみた。長良川がどのくらい増水したかを確認したかったからだ。
河原がかなり見えないくらい増水していた。右岸側の長良川プロムナードでは鵜匠さんが係留した鵜舟の世話(水位に応じて係留する位置・高さを調整)をされていた。
しかし気になったのはプロムナードに下りてくる坂道にある残骸(黄色枠)だ。あの高さまで増水し、道が水に浸かったのではないか。
そう思って眺めてみると、道路に土がかぶっている。またその土をホースの水で除去している人もいる。そこで勇気を奮って聞いてみた。
「ひょっとして道が水に浸かったのですか?」
「浸かった。浸かった。(階下の)駐車場の際まで水が来たので車を出そうかと思っていたら、何とかそこまでで済んだ。水防団の人が来て、打ち上げられた魚を川にホイホイと戻していたよ。水位は19mまで来てたそうだ。5月からこんなに増水したのは初めてや。先が思いやられるわ。」
笑いながら答えてくれた。
ちなみに水位計は長良橋の少し上にあり、写真のような状態である。過去にはこんなときやこんなときがあったので、興味がおありの方は是非どうぞ。
意外と矢継ぎ早のニュースである。
毎日に近い報道で嬉しい。すぐに消えそうな岐阜新聞サイトの記事なので、そのまま転載する。
『岐阜市湊町の鵜飼観覧船乗り場に期間限定で今月1日に開業した管理釣り場(釣り堀)から、放流したニジマスが長良川の本川に大量に流出した問題で、開設した長良川漁業協同組合は29日までに、今季の営業再開を断念する方針を固め、釣り場に残った魚の回収を始めた。
同漁協によると、事前放流と追加分を合わせて1900キロ分の養殖ニジマスを入れていたが、今月19日に増水で囲いが崩れたり仕切り網が壊れたりして、約3000匹が流出していた。
ニジマスは北米原産のサケ科の魚で、明治期に移入され、釣り堀などで産業利用されてきた一方で、魚食性が強く水域によっては他の在来種との交雑の懸念もあることから2015年、環境省と農林水産省は「産業管理外来種」に指定し、これ以上の分布を拡大しないよう逸出防止などの対策を求めていた。
ニジマスは今年1月から長良川漁協の漁業権魚種になり、長良川鵜飼の観覧船乗り場が特定釣り漁場に設定されていた。管理釣り場は3月末まで営業する予定だったが、増水や大量流出を受けて20日から休業していた。』
ということで、とりあえず悪評となる元凶を消し去る方向に出たわけだ。
でも問題は残ったまま。
はからずも放流してしまった約3000匹のニジマスは回収すべきもの。
放置する方針なら世界農業遺産の称号は返上すべきである。認定された環境を保持してこその遺産なのだから。
そういう意味で現状の富士山は世界遺産を返上すべきだ。
1万円くらいの入山料を取るとかダメージを与えないような入山制限をかけねばいけない。
岐阜県の白川郷もテーマパーク並みに入村料を取るなどして観光客が溢れないようにすべき。
また、ふだんの生活にも大変な影響が出ている京都市は観光施設の入場を予約制にするなど規制する方法はいくらでもあるだろう。
23日の記事『ニジマス、長良川に流出』の続報が今日わかった。
NHKや岐阜新聞によると長良川に流出したニジマスは『3000匹』とのことである。
以下該当記事から転載する。
『岐阜市湊町の鵜飼観覧船乗り場に期間限定で開業した管理釣り場から、増水により産業管理外来種のニジマスが長良川に流出した問題で、開設した長良川漁業協同組合は26日、流出数を約3千匹とする推計値を明らかにした。営業再開は未定としている。
同漁協によると、釣り場に入れたのは計1900キロで、内訳は事前放流1500キロ(1匹150グラム×1万匹)、追加放流400キロ(同250グラム×1600匹)の計1万1600匹。
増水した今月19日までの全来場者700人の持ち帰り数上限(1日券10匹、半日券6匹)の総計5160匹を差し引き、水があふれる直前まで6440匹がいたと推定。魚群探知機の反応などから「うち5割以上が残っている」とする運営委託先の会社の調査結果を基に推計値を出した。
26日に流出数の報告を受けた県里川振興課は「鮎漁などに深刻な影響があるとは思っていない」としている。』
当初2万匹近いといっていたのが3000匹になったのは喜ばしいことだが、『鮎漁などに深刻な影響がない』とは冗談じゃない。
本日長良川河口堰で稚鮎の遡上が初確認されたが、今頃の稚鮎の体調は5cm程度。対するニジマスは40cm。これではかなりの数が食害されるのではないか。
またニジマスが好む低水温域である上流域だとイワナやアマゴが棲息しているため、こちらの食害や交雑も心配である。ニジマスが繁殖できずに自然淘汰されれば良いが、天然記念物のオオサンショウウオのような交雑問題が起きないことを祈るしかない。
その後、コクチバスの駆除については聞こえてこないが、県の事業としてやっているのだからたまには報道してほしいものだ。
今朝の岐阜新聞に載ってしまった。
『ニジマス、長良川に流出』岐阜市の釣り場、産業管理外来種、増水で。
これは鵜飼観覧船乗り場に設置した釣り場のことで、「清流長良川の鮎」が世界農業遺産にも認定されているのに、お粗末なことである。
新聞の記事が消えてしまう怖れがあるので申し訳ないが、全文コピペさせてもらう。
『岐阜市の長良川鵜飼の観覧船乗り場近くの管理釣り場が、増水で囲いの土砂が流されるなどの被害を受けていたことが22日、分かった。今月1日、期間限定で開業したばかりで、放されていた産業管理外来種のニジマスの多くが本川に流れ出たとみられる。国土交通省木曽川上流河川事務所長良川第一出張所は、事態の報告を求める行政指導をした。
管理釣り場は長良川漁業協同組合(岐阜市)が開設し、市内の釣り具メーカーに運営を委託していた。関係者によると、19日夕、雨による増水が囲いの下流側の土砂盛りを乗り越えた。同日午後4時の長良の観測点の水位は15・45メートル(暫定値)で、平水より1メートル以上高かった。水位はさらに上がり、仕切り網も破損した。
長良川第一出張所は21日、占用許可申請の際に提出された出水時の撤去計画にも関わらず、網の撤去が間に合っていなかったことから、漁協に対し経緯報告や再発防止策を求めた。
管理釣り場は約3千平方メートルあり、開業前と週1回の追加分を含め計1900キロ(約1万9千匹)を放していた。漁業関係者は状況から「9割以上が流れ出たのではないか」という。
ニジマスは産業利用の一方で侵略性のある外来種で、これ以上分布域を拡大しないよう国から対策が求められている。
釣り場は20日から休業している。取材に対し、玉田和浩組合長は「2月にこれだけの雨は想定外で、魚は動かしようにない。対応して人命を失ってはえらいことだ」と理解を求めた。
岐阜大地域科学部の向井貴彦教授(保全生態学)は「ニジマスは魚食性が強い魚で、これから遡上(そじょう)する鮎に悪影響が出ることが考えられる。長良川の歴史、伝統、自然を大事にするならば、釣り堀ではなく別のやり方がいいのではないか」と話した。』
で、組合長の言「魚は動かしようにない。対応して人命を失ってはえらいことだ」は
鵜飼のときに逃げ出した鵜を追って水死した船頭さんの先例もあるので、対応しようがないかもしれない。ので理解はするよ。でも、
「2月にこれだけの雨は想定外」は
長良川と自然を舐めているとしか言いようがなく全然理解できない。能登半島の志賀原発でもそうだが、想定外を想定するのが人智というもの。そうなっても大丈夫な方策(出水時は全て網でカバーするとか)を用意しておくとか、魚をアマゴなどの在来種にするなど方法はあったはず。
しかし起きてしまった以上、2万匹近いニジマスを放置したら遡上してきたアユの稚魚を食べてしまうので、岐阜県・岐阜市・漁協・釣り具メーカーを中心とした大々的な駆除(生け捕り?)作戦を実施すべきである。なぜなら管理釣り場のオープンセレモニーには岐阜県知事も岐阜市長も嬉々として参加していたからだ。
駆除作戦はコクチバス駆除用に導入した電気ショッカーボートを活用する。コクチバスに対しては長良川の岐阜市より下流域を中心に駆除を始めるそうだから一緒に捕まえれば良い。しかも2万匹が対象ならショッカーボートも何隻か投入(購入)せねばならないだろう。また漏れを防ぐためには川を網で仕切りながらの実施でないとダメだなあ。
この駆除作戦にどれだけの費用がかかるかわからない。でもそれがイヤだったら世界農業遺産は返上すべきだ。一度壊してしまった自然を回復させるにはとんでもない時間と費用がかかることを改めて思い知らなければならないのだ。
謹賀新年。
年明けは早めに起きて初詣。近くの長良天神は夜中でも昼間でも1町内にわたるほどの列ができるので夜明け時が狙い目。
といっても2日や3日では夜明け頃は社務所が閉まっていて破魔矢が買えないので1月1日の夜明けでないとダメ。
ということで朝6時前の画像がこれ。
車でも大丈夫やったけど、念のためミニベロで。ちゃんとヘルメット着用してますよ。
お目当ての破魔矢をゲット。自転車での携行は破魔矢を背中に斜めに刺して走行。道交法違反にはならんでね。
昼間はテレビ三昧してたけれど、夕方になったら突然の揺れ。岐阜市は震度3。大垣で震度4。
震源の能登では震度7の大地震発生。大津波も起きので『避難してください』とテレビが騒がしい。
ネットでも地震情報ばかり。新年早々波乱の幕明けになってしまった。
とりあえず被害が少ないことをお祈りします。
紅葉といえば過去記事にはこんなのがある。
2020.12.10「まだ紅葉」
2015.11.1「せせらぎ街道、紅葉狩り」
201412.6「岐阜公園の紅葉」
2013.12.1「岐阜公園の紅葉」
2013.11.25「圓興寺の紅葉」
2011.12.5「初冬か晩秋か?」
せせらぎ街道のような標高の高いところは11月だが、岐阜市ではどうしても12月になってしまう。
でも今年の紅葉は何とか11月中にお届けできた。11月25日早朝の画像である。
街路樹のイチョウも黄葉真っ盛りだし、今年の紅葉は早いのかもしれない。
そういえば11月12日に出かけた信州南部の根羽村や平谷村では既に紅葉真っ盛りだった。
10月から峠漁りを再開し、都合3回出動しているが、気候が良い時季に峠漁りを進めようと行先の計画を練ったり、
タイミングを計ったりしていて、コレクション作成まで手が回らないのが現状である。
今夜は満月が地球の影に完全に隠れる皆既月食があった。
我が拙いコンデジで撮れるやり方でトライしてみた。
19:14 だいぶ欠けてきたものの明るい部分が多く、欠けた部分もさほど赤くはない。
19:22 かなり赤さが増してきたため、海の形などがわかるようになってきた。
20:01 ほぼ皆既月食状態。暗くなったためウチのカメラの性能ではぼやけてしまった。
20:23 ほぼ皆既月食。上の写真よりは鮮明に写せた(^^;
このあと左側から食が開け、ダンダン明るさが増していった。
今回は、月食の最中に惑星が月の後ろに入り込む「惑星食」があった。
それも天王星が月に隠される「天王星食」。4000年以上ない珍しい天体ショーとのこと。
こんなのは肉眼では無理なのでその手のサイトの中継動画で確認した。
電気自動車リーフの急速充電に行く日産自動車の近くにお茶の木公園がある。
早朝、日産の営業開始前などウォーキングしながら充電時間の30分間を過ごすのだが、その途中でもよおしてくることがある。そんなときは岐阜市が設置した小さな公園に行くと、たいていトイレがあるのでよく利用する。くだんのお茶の木公園もそのひとつだ。ここは結構な大木が植わっていて、9月の中ごろからドングリが周りの道に落ちているのが目立つようになった。
そして10月になり、はたと気づくと低木の中に白い花が咲いているのを発見した。椿やサザンカのような花である。
「おお、これはお茶の花ではないか!」
お茶の木公園にお茶の花。
いや、お茶の木公園にお茶の木が植えてあるってのが面白いではないか!
飲むお茶はこの木の若葉を摘み取って、揉んだり乾燥したりしてお茶にするわけだ。
岐阜市内の郊外とはいえ、住宅地の真ん中にこういう植栽を見つけると嬉しくなるねえ。
『香川照之の昆虫すごいぜ』は香川照之がカマキリの着ぐるみで出演する昆虫番組です。
今朝、久しぶりに新作が放送されました。
これまで三ヶ月とか半年に一度ペースだったのが、この4月から『香川照之の昆虫すごいZ』
として毎週放送になったのですが、内容はほぼ再放送でしたので今回のは純粋に嬉しいです。
しかもギフチョウ\(^o^)/
ってなわけで、見てみると、なんとなんと、岐阜県での出張ロケです!(^^)!
ギフチョウは明治時代に名和昆虫博物館初代館長、名和靖が発見したのは岐阜市民なら周知の話です。
もっとも氷河時代からの生き残りで日本固有種ってところまでは記憶してませんが・・・
で、いつものようにギフチョウの捕獲を試みます。
ギフチョウは紫色の花の蜜を好むそうで、カタクリやショウジョウバカマが咲いている場所にいるそうです。
で、カマキリ先生(香川照之)あっさり捕獲。何匹もゲットし、ダブルで顔に止まらせるなどやりたい放題です。
ギフチョウが春の女神といわれるのは春に羽化・交尾・産卵し、幼虫期間は1ヶ月ほど。あとは春までずっとサナギで過ごすからです。
他の蝶が何度も代替わりをするのと比べ、非常に特殊な生態をしてます。
岐阜では2日間のロケだったのですが、到着早々ギフチョウがゲットできてしまったので、
1日目の夜にスタッフを招集して、翌日の予定について相談をしたそうです。
で、その映像を見てビックリ。名和昆虫博物館前ではないですか!!!
しかもその中に現館長もおられます。
3月にコロナの3回目接種をしたとき、同じクリニックで受けましたよね(^^;
まあ、そのくらい身近なんですよ。
そして番組ではギフチョウの羽化の様子も放映してくれました。
あんな茶色いサナギとは知りませんでした。
もちろん、最後のテロップには名和昆虫博物館の名前が流れましたよ。
しかし、ここんとこ続けて岐阜ネタが紹介できたので嬉しいです。
おっと、来週には鵜飼開きが控えてますしね\(^o^)/
PS.
見忘れた方へ朗報です。
5月28日(土)22:00からNHK教育テレビで再放送されますのでお見逃しなく。
陸閘の設置以来、洪水被害に遭ったことはないですが、安八水害やゲリラ豪雨などで町内の道路の一部が冠水したことはあります。その経験や地勢的にどこが低いか予測はつきますが、実際に測ってみようと思いました。
そこで『スーパー地形』というGPS対応の地形図アプリで色々な地点の標高を測ってみました。その数値を地図に落としたのが下の画像です。
しかし数値だけではわからないので、国土地理院図から断面図(プロフィールマップ)を作りました。
まずは陸閘のある長良ヶ丘信号付近から松風町までです。
くだんの陸閘が20.5m、町内ごとにダンダンと低くなっていきます。長良川の水位が陸閘地点の20.5mを越えれば各町内への浸水は免れません。
次に校下の北端までの断面図を見てみましょう。
特筆すべきなのは松風町からさらに標高を下げていく長良橋通りが、長良北町・平和通付近でピョコッと標高を上げることです。ここは古の官道・東山道のルート跡なのです。
加納の中山道でもわかりますが、街道筋は水害の被害が少ない微高地を通してあります。それが断面図にも現れているのは面白いです。たぶん長良川の自然堤防だったのでしょう。
次に校下の北端・鳥羽川から逆に南西方向への断面図です。ルートは2020年の大河ドラマ『麒麟がくる』で放送された『長良川の戦い』のルート図をなぞりました。
戦いは斎藤道三と義龍の親子喧嘩です。山県市大桑(おおが)の大桑城を発した道三軍は金華山と長良川までを視野に収める鶴山にいったん布陣。そこから旧伊自良街道を通り、現在メモリアルセンターのマラソンゲート付近にあった中の渡しまで進み、義龍軍と激突しました。
行軍図としたコースは道三塚にある地図とは異なっていますが、校下の高低差が出るように現在の道路上をトレースしました。
戦いの前哨戦らしい『土居(つちい)の戦い』は下土居付近の天神川辺りと思われます。そしてこの断面図でも平和通付近は微高地であることがわかり、かつての東山道(とうさんどう)跡がハッキリとわかります。
岐阜市は長良川が濃尾平野に出てきたところにできた扇状地上に立地しています。そのため基本的に東高西低です。また海が南方、山が北東方向なので北高南低でもあります。そんなことを念頭に置いて水の流れに想いをはせれば、水害への備えもまた違った視点で見られるというものでしょう。
なお、東西方向の断面図など詳細な考察をHPに載せていますので、興味のある方はご笑覧下さい。
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そこで、この部分に可動式の陸閘を設け、洪水時に引き出して開口部を締めきって洪水被害を防ぐようにしました。2010年に訓練の様子を一度見たことがあります。今回久しぶりに行ってみたのは、町内会長を仰せつかっているからです。
予定時刻に行ってみると、水防団はもちろんのこと、長良西自主防災隊の人、国交省中部地方整備局の人、交通整理の警察官などが集合しています。
隣の町内の県会議員と市会議員の挨拶があり、開始時刻になると駆け付けた柴橋岐阜市長の挨拶もありました。同級生の市会議員によると、何か所かある締め切り部のうち、長良橋両側の陸閘だけはバスの運行が終わってからしかできないので土日の深夜に行うのだそうです。
セレモニーが終わると、一斉に持ち場につきます。
まずは「コーン」や「通行止め」「上下流の橋へ迂回」の標識などを立てて、橋を全面通行止めにします。
文字通り「長良橋を封鎖せよ!」です。
いつの間にか堤防に内蔵されていた陸閘のシャッターが上がっています。
次に陸閘が動いていくレールの点検です。傷や埃、砂利などが付着してないか目視で点検しているようです。
そして水防団が竹ぼうきを手にしてレールの上を掃き清めます。これで準備万端整いました。
いよいよ、陸閘の始動です。
「ファンファンファン」の警告音と点滅灯を輝かせ、陸閘が出てきます。
出てきた陸閘に一般人が挟まれないよう水防団が立ち会って警戒します。
作動する音を聞きつけた近隣住民が見学に来たりします。
最後に反対側の堤防の壁に辿り着き、ピタッと収まれば成功です。
川の北側の長良陸閘は1門で高さ3.8m、長さ24.8mあり、
川の南側の大宮陸閘は左右2門で高さ3.17m、長さ25mです。
全部閉まったのを確認して、東側の旧道に行ってみました。こちらにも電動の小型陸閘があるからです。
ところがこちらは全く作動してません。不思議に思って先の市会議員に尋ねてみました。
「あちらは部分的に通行止めにするだけなので、訓練は独自にもう終わってる」
とのことでした。他にも30以上の陸閘がありますが、同様らしいです。
そんなことを話している間に今度は開く(収納)方です。
やはり「ファンファンファン」の警告音と点滅灯を輝かせ、閉まっていた陸閘が動き出します。
閉じられていた向こう側がダンダン見えてきます。
陸閘が半分以上収まっていくと、周囲から安堵の空気が漂い、交わされる会話も和やかになります。
そして全部収納され、警告音と点滅灯が消えると終了です。
私たちの安全安心を守ってくれる陸閘がきちんと作動することを目に焼き付けました。
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レモンは知人や子供たちに分けてもまだかなりの数が樹にり残ってます。
同じようにミカンも母に持って行ったり、少しづつ食べていました。
ところが2月になってから、下の写真のようにチョイチョイと食害が増えてきました。初めは1個だけ、ダンダン食べ進んでいくのが微笑ましく感じました。
それで1個か2個ぐらいいいかと思っていたら、そのうち一気に4個くらいやられるようになりました。
これはあかんと残っている実を全部取り込みました。
して、その犯人は・・・
「ピーッ、ピーッ」
庭で甲高い鳴き声が聞こえます。出ていくと下の写真の鳥がバタバタ逃げていきます。
鵯(ひよどり)ですね。11~12月は斜め前の空き家にあるカキの実を何羽かでついばみに来てました。1月はあまり姿を見ませんでしたが、2月になってウチに目を付けたらしく盛んにご訪問なされます。ほかにスズメも来てますね。スズメは梅の花にも来ます。梅にはメジロもよく来てます。そういえば12月にはシジュウカラがよく来てました。何が目当てか見ていたらミノムシのようでした。
それにしても同じ柑橘系ですが、レモンはいまだかって食べられたことがありません。酸っぱいものは鳥も苦手なんでしょうね。
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