母が先月末に転倒発熱入院したので孫である末娘が8月2日に日帰りでお見舞いに来た。
お昼過ぎに駅に到着したのを拾い、午後2時からの見舞い時間との間に昼食をとることにした。
そこで岐阜駅から病院との中間点にある銀のさらに食べに行った。
ここは宅配もやってくれるので子供たちが集まるときなど重宝している。またお店でも『寿司と天ぷら』など母も食べられるメニューがあり、転倒などがなければ弟が来て、お昼はここで食べようと思っていたから、その代わりのようなものである。
こんなふうに一度に寿司と天ぷらが並ぶと豪華に見えるよね。
おまけにこちらのセットは天ぷらがもう1皿付いたので良かったよ。
ということで、早く退院できるように母を羨ましがらせようと思ったが、食欲はないし、体は痛い痛いと言うし、1週間や2週間では退院できそうにないようだ。
いま入院してから3週間経ってるけれど、まだ見込みが立たないもんね。前も転倒しての入院があったけど、退院するまで月単位かかった。げに年寄りの転倒は恐ろしいのだ。
女房が町内の友人とお茶したカフェ。
「ずっとモーニングがあるし、面白いので行ってみない?」
に釣られた。ずっとモーニングは岐阜ではチョイチョイあるのでそれほど珍しくはないが・・・
店内は広くない。カウンターとテーブル席とで20人も入ればいいところ。
ケアカフェと謳う理由は体に良いものを出してるからとのこと。
メニューの中で出色なのが『今日のスムージー』。
レタスとかクコとかふつうスムージーに入れなさそうなものがブレンドされている。
それも写真のようなビールの生ジョッキに入れて出してくれる。
これはブラックニッカのラベルみたいで嬉しいなあ・・・
モーニングの内容はメインがトーストか玄米おにぎり、温い茶碗蒸し、スープ(合せ味噌の味噌汁だと思うが)、お惣菜、ゼリー、デザートとそれぞれ少量ながらも盛だくさん。
店名の『サードプレイス』は文字どおり第三の場所、転じて居心地の良い場所という意味らしい。お店のスタッフさんにケアマネージャー、介護福祉士、理学療法士がいたりして体に良い食材を出しているとのこと。そんなところが『ケアカフェ』と謳う理由なのだそうだ。
今日は今夏の土用丑の日。スーパー各社から一斉にウナギの蒲焼などが載ったチラシが新聞に入った。
本来ウナギの旬は冬らしい。旬ではない夏にウナギは売れなかった。それを売れるようにしたのは平賀源内がウナギ屋に入れ知恵したからとのこと。
「丑の日にちなんで『う』のつく食べ物を食べると夏負けしない」という風習があったそうで・・・例えば梅干しやうどん瓜など。そんなところからウナギ屋が宣伝し、大繁盛するようになったという。
そんな知識はともかく、宣伝されると何となく食べたくなる。たまたま今日はスーパーに行く日なのでお店でブツを見てから決めようと思った。
現物を見てみると太巻き寿司は身が小さいし、棒寿司はコスパが悪そう。最有力だった『ひつまぶし』は見た目が非常に悪く、下の『うな牛重』の方がウナギが美味しそうに見えたのでこちらに決定。牛だって『う』がつく食べ物だしね。
カバーを取ってみても、やっぱ美味しそう。ちなみに黄色いものは玉子焼き。
肝心なウナギは二切れしか入ってないけど、肉厚だったし美味しかった。回転寿司で食べるウナギより数段美味いと思った。最近ウナギ屋さんに行っても食べるのは『ひつまぶし』ばかりだったし、回転寿司のウナギは身が薄い。分厚いウナギは久しぶりな気がする。
おまけのような『牛』は牛丼のような味付けでそれなりの美味さ。値段の割に楽しめる逸品だった。
ちなみにサラダにはウチで採れたキュウリ、ウチで採れたナスの煮つけを並べた。
KDDIの株主優待が廃止と発表された。昨年公表されたオリックスに続いての廃止でザンネンだ。どちらも今年の優待が最後とのこと。
優待品に代わる株主還元についてオリックスは配当などに振り向けるとしか知らされておらず、未だ不明。
その点、KDDIは具体的に代替プランを提示してきた。
『Pontaポイント』はヒマラヤとか三洋堂書店でポイントを付けてもらえるし、中部電力のカテエネポイントと交換できるので非常に有難い。また『au PAYマーケット』もスマホ決済手段として重宝させてもらっているから、どっちでも嬉しい。こういう形での株主優待は歓迎だ。
ただし金額的には今までが5年未満3000円・5年以上5000円だったから目減りすることになった。仮に書いてあるように1.5倍にしたとしても4500円にしかならないので、目減りには違いない。
まだ今年度分の優待が到着していないオリックスは廃止後は配当などで応えるとのことだったが、2025年3月期の配当予想を見ても現状以上にするとしか発表されてないので間違いなくダウンになると思う(-_-;)
スシローペロペロ事件で日本中の注目の的になったスシロー岐阜正木店が新装オープン。
そんなチラシが2週間前に入った。
スシローはペロペロ事件が相当ショックだったのか"お客さま専用レーン"を作ったのだそうだ。
新しいレーンも面白そうだし、売り出し期間中は5%OFF。早速行ってみることにした。
スシローは以前からチョー人気店で平日のお昼でも駐車するのに困るくらい混む店だったから予約をかけて行った。
時間の関係からか、すんなりとテーブルに入れた。でも20分後くらいには席待ちのお客さんで一杯になってたので、やっぱ予約をかけて行くべきだなあ・・・
大型タッチディスプレイの"デジロー"は従来のタブレット端末に較べると段違いに見やすい。それにテーブルの両側からオーダーできるから注文しやすさも2倍。
そして注目の"お客さま専用レーン"は真ん中のレーンを動いてきた注文品が席の手前で自席のレーンにレーンチェンジして届けられるから慌てて皿を取らなくてもいい。ただし複数の品が届いたときは最終地点で皿同士がぶつかり合って悲惨なことになるので、待ち構えて上手にキャッチしないといけないのだ(^^;
そんなシステムを前にして、嬉しそうな孫ちゃん。そんなわけでタラフク食べてみんな満足。
5%OFFもキッチリ享受させてもらい、そのうえ会計時に次回の5%OFF券も貰えたし、しばらく通うことになるだろう。
苗木城跡に行ったあと、久しぶりに温泉宿泊をした。行ったことがない恵那峡温泉である。
恵那峡は大正13年にできた日本初のダム式発電所「大井ダム」によってできたダム湖にある人工峡谷だ。そしてその畔にある恵那峡温泉には3つの代表的なホテルがある。湖に一番近いのが『恵那峡国際ホテル』、2008年12月オープン。次に『恵那峡グランドホテル』、1971年4月オープン。そして1965年に恵那市が土地を旧郵政省に寄付して誘致したのが『かんぽの宿恵那』。
かんぽの宿は郵政民営化に伴い2021年に民間に譲渡されたが、恵那は設立の関係から地元資本により2023年4月に『恵那峡温泉ホテルゆずり葉』としてリニューアルオープンした。
そんな経緯は知らず、ゆこゆこで予約したんだけどね。
リニューアルオープン一周年記念とか掲示してあったから何だろう?と思ったくらい。
それでも部屋からの展望はいいし、部屋の下駄箱の上にスリッパ用の名札・・・
大浴場でスリッパを脱いだとき、この名札をスリッパに付けておけば履き間違えられることもない
・・・心憎い配慮に感動した。
先月の琵琶湖のようにお風呂以外の浴衣禁止なんてこともなく、スリッパもご安全だったし(^^;
お風呂は温泉、露天風呂もありーので、温泉宿の定番3回入浴ができた。
お楽しみの夕食は展望レストラン。
給仕などをしてくれたのはどう見ても外国人女性。聞いてみるとお国はネパールとのこと。うーん、国際的。
テーブルには前菜とお造り、しゃぶしゃぶ(下の画像の台物)が供された。
まずは前菜から。
前菜といっても書いてあることが凝ってるので、それぞれピックアップしないと・・・
『冷やし玉〆 恵那産トマトジュース』
でも、だいたい『玉〆』ってなに?
読みは『玉締め』。溶き卵を、少量の塩を加えて煮立たせた出汁に入れてゆるやかに固め、取り出して巻き簀で締めて冷まし形を作ったもの。広い意味では「卵とじ」など卵の凝固力を利用した料理全般に使われるとのことだが、どこに玉締めがあるかわかんない。冷たいトマトジュースはそのまんまなのでわかったよ。
『新若布の桜花寄せ』
桜の葉っぱが下に敷いてある。でも桜の花は・・・ピンクの練り物がそうみたい。ワカメと桜の葉っぱの取り合わせが面白い。
『春子の鯛手毬寿司』
鯛の手毬寿司は薄味で良かった。では『春子』は・・・春に生まれた子供かしらと思っていたら『カスゴ』と読むのだそうで、真鯛、血鯛(チダイ)、黄鯛の幼魚の総称なのだそうだ。
知らずに『ハルコ』と認識していたら恥をかくところだった。こういうものにはルビを振って欲しい。漢字で書けばいいってもんじゃない。日本語はかくも難しいものなんだから。
『蕗と恵那燻製チーズのお浸し』
フキの葉柄をお浸しにし、チーズを添えたもの。
『鶏若草松風』
若草は緑部分で松風は和菓子の松風のような見た目をした料理。しっとりした食感だった。
『鍵蕨と花びら百合根』
鍵蕨とは鉤の手のように曲がった蕨の芽のこと。花びら百合根は前述した『新若布の桜花寄せ』で桜の花と思ったものが百合根のようだ。紛らわしい置き方をするんじゃないよ。
『ブロッコリー昆布押し』
ブロッコリーは見るからにわかるけれど、昆布はどこに・・・というより昆布出汁で仕上げたというところか?
『青竹串打ち(鰻蒲焼き、赤蒟蒻有馬煮)』
串打ちにした鰻蒲焼きと赤蒟蒻有馬煮。鰻蒲焼きは安定の美味さ。赤蒟蒻はそのまんまだけど、有馬煮とは有馬の山椒を使った煮物につける名称とのこと。そう言われればピリ辛だったような。
お造り『勘八平造り 鮪 恵那くしはらの里 刺身蒟蒻』
勘八はカンパチ。鮪ではなく鱒と言って出された。刺身蒟蒻は丸いまんま。くしはらは旧串原村で明智より南、矢作川で愛知県と接している。峠では大馬渡峠がある。
焼肴『更紗鱒ポテト焼きと春野菜の蕗味噌添え』
また訳のわからん用語『更紗』。一般的には多色を用いて色々な造形を染め出した織物のこと。転じて料理では数種類の色の材料を取り合わせて「更紗模様」のように彩りよく仕上げた和え物のことで、和え物の他にも使える献立名。 材料や和え衣に決まり事はないので、野菜類や魚介、鶏肉、練り物、大豆製品などと好みの和え衣を合わせるとのこと。
でも、見たところ更紗とは言い難く、ポテト汁がかかっているだけ。春野菜はタケノコほか。もちろん美味しさとは関係ない。難解な用語を使いすぎだなあ。
蓋物『筍万頭碓井餡掛け』
碓井餡とは明治時代から羽曳野市碓井地区で栽培されているエンドウ豆のことらしく、明治時代にアメリカから入ってきたとのこと。
揚物『恵那鶏の柚子卸し大根 黄ズッキーニ 春子椎茸 青唐針唐辛子』
鶏の揚物に柚子卸し大根がかけられたもの。黄ズッキーニや青唐辛子の味は覚えてない。
そしてまたもや出てきた『春子』これも『カスゴ』かと思ったら
椎茸は、発生する時期により春子(はるこ)、藤子(ふじこ)、秋子(あきこ)、寒子(かんこ)とも呼ぶ。春子は、2月から4月頃に採れるものとのこと。
まったくぅ。同じメニューのなかで片や『カスゴ』片や『ハルコ』と読ませるものを入れるならルビを振らんとアカンでしょう。
台物。冒頭に載せた固形燃料で作る『しゃぶしゃぶ』。
しゃぶしゃぶと言えばポン酢や胡麻ダレを付けて食べるのが定番だけど、塩麹スープがどうとか書いてあるのでしゃぶしゃぶするところに。塩麹スープが使ってあるようだ。けっこう薄味だったので期待外れと言っておく。
食事『若布ちりめん御飯 恵那坂折棚田産こしひかり使用』
止め椀『恵那マルコ醸造無添加味噌仕立て』
香の物『ゆずり葉売店漬物』とのことで、タクアン、野沢菜、柚子味噌?が出た。
若布ちりめん御飯は味がついているので食べやすく味噌汁もお代わりが出来たので、例のネパールの方にお代わりをお願いした。
坂折の棚田は日本の棚田百選に選ばれたところで坂折峠、中峠、福地峠、中の方峠など峠も豊富にあって楽しい所だった。みんな苗木藩の領地だなあv(^^;
水物『オレンジゼリー、メロン、苺ケーキ』
苺ケーキは小さすぎてイマイチ。メロンとオレンジゼリーはそれなりに美味しかった。