峠おやじの「たわごと」

峠、自転車、キャンピングカー、野菜、園芸、時事ネタなどをぼやいてます。

東日本大震災・津波の跡

2012年06月17日 | 自然
今回の東北行き、強制休暇を利用した峠漁りなのですが、太平洋側では早池峰山のライン、すなわち岩手県の真ん中以南は終了済みでしたので、盛岡・遠野から大船渡・釜石・宮古付近を回ってきました。

盛岡や遠野付近は東日本大震災の影響はほとんど見られませんでした。それは昨年10月に山形・秋田へ行った帰りにも確認できたことでした。しかし遠野から峠を越えて大船渡へ出てみると、風景が変わりました。


水のない川沿いを下ってきて海から少し離れているのに、家の土台だけが残った風景が見えてきました。津波はここにあった生活を破壊していったのですね。凄い破壊力です。そして行く先には2つの高架が見えています。奥のものは川の上に橋があるのに、手前のものは橋が無くなっています。川を渡ったところにポッカリと開いたトンネルが寂しそうです。



ここから大船渡市の中心部まで行きましたが、震災前には内陸部より安かった軽油などが逆に高くなっていました。仕方ないですね。運送システムも一度破壊されてますし、消費者も亡くなったり移転したりしてますもの(>_<)



上の写真は海沿いの堤防上にあった県道ですが、途中から根こそぎ破壊されてしまったので、仕方なく内陸側に道を作ってライフラインを復活させてあります。こういう地道な片づけや復興工事がアチコチで行われていました。でもあまりにも細々とした動きに見えました。



国道端でも廃墟みたいになったような地区もありますし、ところどころ頑丈な建物だけが残った地区とか色々です。最後に通ってきた宮古市繁華街は壊れた建物はあまり見かけず、デパートとか賑やかでした。建物の集積度で違うのでしょうか?それでも津波にやられた地区を見てると涙が出てきました。



自然の猛威に人間は畏敬の念を込めて神として敬ってきました。それが日本の場合、八百万の神になりました。どれだけ科学が進歩しても人間は自然を造形することすらできません。もっと謙虚になるべきではと思いました。

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