9日、10日は仲間と埼玉県の川越市に出かける予定なのに,
「雨が降る」というので、日延べしようかとの連絡。確定は明日。
最近、色づいた。
細い、豊満の、流し目、にじり腰ではなく、
出羽国の萌黄、桶川の紅花、そして高尾山の浅葱・アサギの色。
アサギマダラに遇って、蝶の舞いを眺めていて、夢を見ているようだった。
10センチの近くに顔を寄せても、驚かない。
悠然と舞う。
下山の途中、しばらく立ち止った。
チョウ目タテハチョウ科マダラチョウ亜科に分類。
5~6cmほど。
翅の内側が白っぽく、黒い翅脈が規則正しい。
この白っぽい部分は、半透明の水色。
アサギマダラ(浅葱)は青緑色の古称。
翅の外側は、前翅は黒、後翅は褐色で、ここにも半透明色の斑点。
アサギ色は、新選組が羽織った半纏の色。艶っぽい。
アサギマダラは、
渡り鳥のように季節によって、
長距離を集団で移動する習性を持っていて、
渡り現象は、研究でも特定できていないという。
幼虫のときから、ガガイモ科のキジョウランの葉や、
成虫になって、吸うキク科のヒヨドリハナの蜜に含んでいる、
アルカロイドの毒を体内に蓄積して、
鳥などに捕食されないように守っているという。
毒は、鳥が食べても、嘔吐するくらいだと・・・。
アルカイド=ニコチン、モルヒネ、カフェイン?
秋口(9~10)になると、南西方面に渡りを始め、
それまでは、ひたすら栄養補給をし脂肪を蓄えるのだというから、
傍でボ~ッと眺めている私など、
さらさら眼中にないのだろう!
なんたって、必死だろう。
台湾まで渡ったアサギマダラもいたらしい。
もっときれいに撮りたいけど、
性能のいいカメラも、腕もない。
ただ、いい気分だった!
この蝶たちの周りには、17頭もいました。
頭もいいけど、17匹がいい!
・・・・1蝶、2蝶、3蝶では?