濡れ衣

今回は国内からのにゃんこニュース。
秋田県の老夫婦が住むとあるお宅。
ある日、自宅で漬けている「なら漬け」の樽が倒れているのを発見。
「ありゃ～、またウチのにゃんこめが悪さしたなぁ～」
と思い、飼い猫を見つけてよく言い聞かせます。
「にゃんこぉ～、このなら漬けは、ばあさんが一所懸命に作ったもんなんだ。無駄にしてはなんねぇぞ」
いいきかさせられているにゃんこは「？」って感じ。
まあ、おじいさんもおばあさんも、にゃんこだからしかたないかぁ、などと思っていました。
そんなことがあってから数日後。奈良漬の樽を倒してごそごそ、うごめいている黒い影をおじいさんが発見。
「ありゃ～、うちのにゃんこったらばあさんの奈良漬を食べたおかげで、短い間にすいぶんと大きくなったもんだなぁ～。しかも色まで真っ黒になって…ってよくみたら熊じゃん！」
というわけで、大慌てで山菜取りのときに使う熊よけ用の爆竹を鳴らして撃退。事なきを得たそうです。
現場は山あいに民家が点在しているところで、これまでも熊の目撃情報があったとのこと。
地元の猟友会と連携して捕獲しようとしているとのことですが、そんな猟友会の皆さん様子をみて、おじいさんは「この様子では近いうちに捕まっちまうんだろうなぁ。どうせ捕まるなら爆竹で追い払わないでうちのなら漬けを腹いっぱい食べさせてやりたかったなぁ」とつぶやいたそうです。う～ん、山に生きるお年寄りってやっぱりすごい…。
それにしても、濡れ衣を着せられたにゃんこの立場はいったい？
ところで例によって、たっちーのお伝えするにゃんこニュースは、妄想を暴走させ、力いっぱい脚色しています。大筋は変えていませんが、正確なニュースはこちらまで。

ちなみに今回の写真は、例によってテーブルの上でごろんとするキジロウのアップ。
アルコールが苦手な飼い主はなら漬は食べられませんが、キジロウもたぶん食べないと思います。