愛猫・西子と飼い主・たっちーの日常

亡き西子とキジロウ、ひとりっ子を満喫していたわおんのもとに登場した白猫ちくわ、その飼い主・たっちーの日常…です。

チムグクル

2009年12月01日 | たっちーの部屋
今回は、沖縄からのにゃんこニュースをご紹介。
ある日、トラックが信号待ちをしていると、前方に子にゃんこ。
「危ないなぁ」と思って、目で追うドライバーさん。すると、すすっと車体の下に潜り込んでいく子にゃんこ。
「大丈夫かな?」と思い、サイドミラーやバックミラーでトラックの下から出て行くのを待っていたのですが、いつまでたっても出てきません。
「あれっ?」と思いトラックを降りて車体の下を覗き込むと、にゃんこがエンジンルームに迷い込んでいます。あわてたドライバーさんが、車外に出そうとしたのですが、そんなこととはつゆ知らずに怖がって奥へ逃げ込むにゃんこ。
「おい、出ておいで~」などと道路にトラックを止めたまま、にゃんこと格闘すること30分。それでもにゃんこは出てきません。そのうち、渋滞&人だかりができ始めます。
「どうしたんだ?」
「にゃんこがエンジンルームに入り込んじゃって…」
「にゃんこってイリオモテ?」
「違う! 違う!」
なんて会話はしていなかったと思いますが、これ以上、道路上での救出は困難と判断したドライバーさんは、慎重な運転でトラックを近くに駐車場へ移動。さらに子にゃんことの格闘は30分続き、ようやく救出に成功しました。
運転手さんが抱き上げると、あっという間に逃走。その後ろ姿に、安堵の表情を浮かべる運転手さん。いずれにしろ、にゃんこも運転手さんも無事で何よりです。
ところで、道路上にトラックを止めてにゃんこと格闘していたときはやはり渋滞が発生しましたが、後続のクルマはだれひとりとしてクラクションを鳴らさずに、温かく見守ってくれていたんだそうです。
一所懸命に救出したドライバーさんとそれを温かく見守る人たち。このような沖縄の人が持っている「思いやり」「やさしさ」「助け合いの精神」のことを沖縄の言葉で「肝心(チムグクル)」というんだそうです。
やっぱり、どんなときも「肝心」が「肝腎」ってことのようです。
ちなみに今回の写真は、タンスの上でちょっぴり偉そうにするキジロウ。
高いところから見下ろして、縄張りの点検でもしているつもりなのかもしれません。
コメント
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