ご無沙汰しております。
お陰さまで、わが家はみんな元気で過ごしています…と言いたいところですが、数日前からキジロウの耳の中に異変が発生しました。
ある日、なにやらいつもより念入りに後ろ足で耳を掻いているキジロウを発見。
「もしや…」と思い、耳の中をのぞくと、以前、病院に連れて行ったときのように黒々とした耳アカでいっぱいになっています(以前の様子は「2010年 キジロウ病院へ行く①、②、③をご覧ください)。
「ありゃりゃ、また?」と思いつつ、嫌がるキジロウを押さえつけていつもより念入りに耳掃除を決行。様子を見ていましたが、やはり耳アカの発生が尋常ではありません。
しかも、同様に数日前から右の鼻から鼻水を垂らし、垂らしていた鼻水が固まって鼻の穴をふさいでいたり…といった具合。
「キャリーケース」「病院」とも大嫌いなキジロウなので、できるだけ自力での回復を期待していたのですが、さすがの飼い主・たっちーもこの期に及んでは「う~ん、仕方あるまい」と判断。元気に走り回ってはいますが、さっそく病院へ連れて行くことにしました。
当日。何も知らずに、僕が近づくといつものように猫ベッドで「もふもふして~」とお腹を見せるキジロウ。機嫌を取るためちょっぴりもふもふしてから部屋を閉め切り、キャリーケースを取り出す飼い主・たっちー。
キジロウは、そんな飼い主とキャリーケースを見て、嫌~な予感を感じて身構えています。キジロウの予感を感じつつも無視して、捕まえようとしましたが「やばい!」と感じ、するり身をかわして逃走を図ります。しかし、閉め切られた部屋の中に逃げ場はありません。「お前に逃げ場はないのだぁ~、あきらめてお縄につけい!」と、ちょっぴり「鬼平犯科帳」ごっこを取り混ぜながらキャリーケースへ。
悲しそ~うな声で「これに入れられるとロクなことがないんだよなぁ~。出してぇ~、ねぇ、出してよぉ~」という感じで「にゃお~ん」を連発していましたが、「はい、はい、すぐに終わるからね~」などと声をかけながら病院に到着。
「耳アカと鼻水ですか?」という獣医師さんの問いに答えながら、診察台に乗せたキャリーケースを開けましたが、例によってビビりまくって石のように身体を固くしています。
「はい、はい、ちょっと診せてねぇ」
といいながら獣医師さんにキャリーケースから引きずり出されて診察開始。
耳の中をのぞきながら「あんまり汚れてませんね」と獣医師さん。
「見えるところはきれいにしたんですよね」と僕。
「じゃあ、奥の方を見てみましょう」とライトの付いた器具で耳の奥をのぞくと「わっ、真っ黒だ!」とびっくりしていました。
診察の結果、鼻水のみならず耳アカも猫風邪の影響との診断。注射を2本打って、薬をいただきました。
病院はとっても近くにあるため、自宅を出てから帰宅まで30分程度だったのですが、キジロウにとって時間の長短は関係なかった様子。家に着いた途端、写真のようにリビングの隅にあるラックの下に身を隠してすっかり拗ねモード。
面倒なので、写真を撮ってから放置していたらいつの間にか、定位置の押し入れベッドで熟睡していました。
「う~ん、キジロウって根に持たない性格なのか、根に持てないほどのおバカなのか、どっちだろう?」などと思いつつ、様子を見ていました。
お陰さまで、今のところ鼻水も止まり、耳アカの増殖も収まっています。
どんな性格でも、おバカでもいいから、このまま順調に回復してほしいなぁ。