金継ぎ、金繕い? いえ、陶磁器の繕いを楽しむ会「器再楽(きさら)」です!

「陶工房たつみ」が主催する「器再楽(きさら)」のブログ。金繕い、金継ぎと呼ばれる手法もオープン。繕いの依頼にも応じます。

こんな繕いも コーヒーカップ

2014-03-09 11:22:48 | 陶器の繕い例
水堂総合センターでの陶芸教室「乙女」の作品のコーヒーカップ。

使い勝手が悪いから何とかして下さいと依頼が。

そりゃそうだ、飲み口の近くに花びら型のくり抜きが3つ。
こぼれて飲めないだろう。

作陶時にそのような注意をしたはずだが。
チョット通じにくい女性だ。

先ずは、アラルダイトと地の粉を混ぜたもので埋めて。
内側は、薄いプラスチック板をあてがって平らにして。


乾燥後、「新うるし」の赤で。
赤色は、ご本人の希望です。


内側は、釉薬の青萩釉に色合わせして。


食器なので、内側に本透明をさらに塗っておきました。


仕上がりです。
亀裂も1本入っていました。
落としたのかな。
その繕いもしてあります。
さあ、今度の陶芸教室の時にお渡ししましょう。