金継ぎ、金繕い? いえ、陶磁器の繕いを楽しむ会「器再楽(きさら)」です!

「陶工房たつみ」が主催する「器再楽(きさら)」のブログ。金繕い、金継ぎと呼ばれる手法もオープン。繕いの依頼にも応じます。

川西での「器再楽」の様子 その1

2023-02-11 16:04:49 | 金繕い教室「器再楽」
今月は、川西パレットでの金繕い教室の「器再楽」は一昨日のみです。
その様子です。
 
参加者は9名でした。

 

この日初参加の方、自作の陶芸作品のお茶碗を2点持参されました。

2点とも大きく割れてしまっていますが、とてもいい作品を作られますね。

 

まずは他の品物の簡単な手入れからスタートです。

ひび(にゅう)の部分の手入れです。

 

にゅうに接着剤を注入して、しっかりと押さえて。

 

30分で硬化開始の接着剤がとてもタイミングがいいので、初参加の方の作品、この日は最初から仕上げまでを説明しながら観ていただきました。

 

まずはノリを塗るようにして。

 

そして、地の子を混ぜたもので接着開始です。

 

割れた破片にも塗って。

 

もう一点も同様に。

この後、しばらくして接着剤が少し硬化してから、剃刀の刃で余分な接着剤をはがします。

 

接着している間に、他の作品の手入れをして。

 

そして、次の工程は何点かの品物に、黒艶漆をベースができている箇所に塗り始めて。

 

参加者の皆さんの作業の様子です。

 

この方の急須、口の部分が傷んでいました。

湯飲みもたくさん欠けていて。

 

この方もたくさん漆を塗る箇所がありますね。

 

最近参加されるようになった方です。

コーヒーカップの欠けた部分の仕上げですね。

 

この方、ガラスの器の修復に取り組んでいますが、とても難しいレベルですね。

道具もだいぶ揃えられて。

私の後継者のお一人として期待できますね。

 

皆さん、とても楽しそうに作業をされています。

 

続く。