金継ぎ、金繕い? いえ、陶磁器の繕いを楽しむ会「器再楽(きさら)」です!

「陶工房たつみ」が主催する「器再楽(きさら)」のブログ。金繕い、金継ぎと呼ばれる手法もオープン。繕いの依頼にも応じます。

自宅での金繕いの作業

2016-08-28 18:35:21 | 多種類の繕い例
明日の川西での金繕い教室を前に、家での作業です。

仕上げの磨き作業に使ってもらう鯛の牙。
皆さんに一つずつプレゼントして使ってもらうので新しく制作です。
これもアラルダイトで接着していますが、牙によっては固定が難しいので、糸で補強しています。
1本足りないですが、これまでの作り置きもあります。


そして、持ち帰った高級な湯のみ3点。香蘭社のものです。


縁の金の部分が、使っているうちにこんな風に薄くなってきたもの。
私ならもう少し使い続けますが、気になるのでしょうね。
以前に武庫之荘のギャラリーRのオーナーに頼まれて取り組んだことがありますので、やってみましょう。


手回し轆轤の中心に置いて。
「新うるし」の本透明を使って。
綺麗なラインを入れるのは至難の業。
今後のために、何かいい手法を見出さないといけませんね。


そして金の消し粉を蒔いて。
このあと、真綿で綺麗にして。
更に、今回は金の消し粉の持ちがいいように上から本透明漆を塗ってです。


出来上がりました。


完璧な仕上げは無理ですが、だいぶ見栄えが良くなりましたね。
明日お渡ししましょう。
セレブなような女性、うんとたくさんの料金を頂きましようかね(笑)。


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