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金継ぎ、金繕い? いえ、陶磁器の繕いを楽しむ会「器再楽(きさら)」です!

「陶工房たつみ」が主催する「器再楽(きさら)」のブログ。金繕い、金継ぎと呼ばれる手法もオープン。繕いの依頼にも応じます。

とても大きな作品の繕い依頼 その4

2020-12-29 14:41:59 | 磁器の繕い例
とても大きな花鉢の繕いの続きです。
 
ズレや欠けた部分の補修の仕上げです。
 
固まった接着剤の余分な部分をそぎ落とす作業。
とても大変です。
何かいい道具がないかと試してみましたが、やはりこの両刃剃刀で作ったものが最適ですね。
でも、何時間もかかって、右手の指先に痛みが出て。
途中で作業の中断もありました。
 
先ずは底の部分から。
 
そして、外側の部分。
 

何とか、外側は綺麗になりました。

 

次は手が届きにくくて厄介な内側ですね。

この後、水漏れの有無を確認して。

少し漏れる箇所があって、底の補修を追加しました。

 

その補修箇所から再度スタートです。

 

先ずは剥がし終えた箇所を水ペーパーを使ってきれいにして。

 

そして、いよいよ内側に取り掛かりました。

外側と違って、とても大変です。

良く見えるように蛍光スタンドで光を当てながらです。

 

その内側もようやく仕上がりました。

さあ、次は漆や金属粉を使っての仕上げ作業ですね。

何を使うか、一応依頼者の希望は聞いていますが、ここまでの作業を終えて、よく考えてみましょう。

続く。


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