昨日の川西パレットでの金繕い教室「器再楽」の様子です。
新しいメンバーがお一人体験参加して下さいました。
それで、参加者は7名でした。
その体験参加者の女性が持参したもの。
1か所口辺に欠けた部分がありました。
早速修復に取り組んであげて。
30分で硬化開始のコニシボンドに強力粉を加えて。
指と剃刀で接着剤が残っていないかを確認して。
「再度接着から始めて大丈夫ですよ」とお伝えして、作業に取り掛かってもらいました。
次は陶芸の指導をされている方が、生徒さんの作品を持ってこられて。
大きな花瓶の口辺が欠けてしまっています。
大分時間をおいてから、さらに接着剤を追加して整形です。
他のメンバーは、各自で作業を進められて。
この日初参加の方の器の欠けた部分、剃刀と水ペーパーで形を整えてあげて。
そのあと、黒艶漆を塗って、しばらく置いたあと、ゴールド色の錫粉を蒔いて仕上がりです。
ベテランのメンバーが「2、3日漆を乾燥させた後、真綿のようなもので表面をきれいにしてあげてね」とアドバイスして下さって。
大きな花瓶の方も接着剤が固化して、仕上げには「新うるし」の赤と白を混ぜて、ちょうどいいピンク色になって、ご本人に仕上げの塗りをしてもらいました。
ちょうどいい色合いで。
いい仕上がりですね。
「新うるし」なので、ご自宅に帰る頃には乾燥していることでしょう。
この日、私は最新作の自作のブローチをつけていたので、メンバーに「なんですの?」と聞かれて、説明しているところです。
原生生物の「バジ二コラ」という生き物なんですよと。
この日は、「画廊シャノワール」のオーナーは所用で欠席でしたので、次回には、たくさんの原生生物をデザインした酒器を持参して、皆さんに観てもらいましようかね。
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