金継ぎ、金繕い? いえ、陶磁器の繕いを楽しむ会「器再楽(きさら)」です!

「陶工房たつみ」が主催する「器再楽(きさら)」のブログ。金繕い、金継ぎと呼ばれる手法もオープン。繕いの依頼にも応じます。

川西パレットでの金繕い教室「器再楽」

2023-07-14 14:39:02 | 金繕い教室「器再楽」

昨日の川西パレットでの金繕い教室「器再楽」の様子です。

新しいメンバーがお一人体験参加して下さいました。
それで、参加者は7名でした。
 
その体験参加者の女性が持参したもの。
1か所口辺に欠けた部分がありました。
早速修復に取り組んであげて。
30分で硬化開始のコニシボンドに強力粉を加えて。

 

久しぶりに参加されたメンバーがやり直しの品物を持参されて。

熱湯でボイルして、接着剤を取り除いておられます。

 
指と剃刀で接着剤が残っていないかを確認して。
「再度接着から始めて大丈夫ですよ」とお伝えして、作業に取り掛かってもらいました。

 
次は陶芸の指導をされている方が、生徒さんの作品を持ってこられて。
大きな花瓶の口辺が欠けてしまっています。

 

欠けた部分もあるのですが、なぜかうまくはまりません。

ちょっと理解できませんね。

でも、強力粉を混ぜた接着剤で接着開始です。

 
大分時間をおいてから、さらに接着剤を追加して整形です。

他のメンバーは、各自で作業を進められて。

 

この日初参加の方の器の欠けた部分、剃刀と水ペーパーで形を整えてあげて。

 

そのあと、黒艶漆を塗って、しばらく置いたあと、ゴールド色の錫粉を蒔いて仕上がりです。

ベテランのメンバーが「2、3日漆を乾燥させた後、真綿のようなもので表面をきれいにしてあげてね」とアドバイスして下さって。

 

大きな花瓶の方も接着剤が固化して、仕上げには「新うるし」の赤と白を混ぜて、ちょうどいいピンク色になって、ご本人に仕上げの塗りをしてもらいました。

 

ちょうどいい色合いで。

いい仕上がりですね。

「新うるし」なので、ご自宅に帰る頃には乾燥していることでしょう。

 

この日、私は最新作の自作のブローチをつけていたので、メンバーに「なんですの?」と聞かれて、説明しているところです。

原生生物の「バジ二コラ」という生き物なんですよと。

この日は、「画廊シャノワール」のオーナーは所用で欠席でしたので、次回には、たくさんの原生生物をデザインした酒器を持参して、皆さんに観てもらいましようかね。

 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿