姫路の方から依頼のあった大きな花器の本格的な繕いが、金繕いの部分は一応完了しました。
呂色漆を塗って、数日置いた状態です。
すでに漆は乾いています。
ナイロン袋で湿気を保っていたので、漆が他の部分についてしまっていましたね。

水ペーパーできれいにして。

今度は艶黒漆を置いていきます。

そして、金の丸粉をたっぷりと蒔いていきます。
消粉とは違い、漆の中までしっかり入っていきます。

金粉が蒔き終わった状態。
このあと、再度数日間湿気のある袋で漆を乾燥させて。

そして、粉固めの工程です。
生漆をテレピンで薄めたものを塗って、また1日ほど乾燥です。

そして、いよいよ最終工程。
水ペーパーで軽く表面を整えた後、木綿布でしっかりと磨いて。

最後に鯛の牙で磨きます。

終了です。
蘇りましたね。

でも、今回の繕いでは、底がとても薄いので、今後もトラブルのないように補強してほしいという要望ですので、また別の工程を用意しました。
すでに麻布とアラルダイトで内部の底は、補強していますが、こんな手立てを考えました。
磁器ですので、半磁土を用意して(私は磁土は持っていませんので)。

底の形状に合わせて成形しました。


そして、しっかりと乾燥させて、取り出したものがこれです。
今度はこれを焼成して、補強材として接着させる予定です。
そうすれば底の強度は、完璧となるでしょう。
この部品に白マットの釉薬も施して、色目もピッタリとさせましょう。
素焼きと本焼きの機会は、まだ先ですので、完成まで今しばらくかかります。
これがうまくいけば、とても面白い。
こんな繕いの方法は、今まで聞いたことがありませんね。
呂色漆を塗って、数日置いた状態です。
すでに漆は乾いています。
ナイロン袋で湿気を保っていたので、漆が他の部分についてしまっていましたね。

水ペーパーできれいにして。

今度は艶黒漆を置いていきます。

そして、金の丸粉をたっぷりと蒔いていきます。
消粉とは違い、漆の中までしっかり入っていきます。

金粉が蒔き終わった状態。
このあと、再度数日間湿気のある袋で漆を乾燥させて。

そして、粉固めの工程です。
生漆をテレピンで薄めたものを塗って、また1日ほど乾燥です。

そして、いよいよ最終工程。
水ペーパーで軽く表面を整えた後、木綿布でしっかりと磨いて。

最後に鯛の牙で磨きます。

終了です。
蘇りましたね。

でも、今回の繕いでは、底がとても薄いので、今後もトラブルのないように補強してほしいという要望ですので、また別の工程を用意しました。
すでに麻布とアラルダイトで内部の底は、補強していますが、こんな手立てを考えました。
磁器ですので、半磁土を用意して(私は磁土は持っていませんので)。

底の形状に合わせて成形しました。


そして、しっかりと乾燥させて、取り出したものがこれです。
今度はこれを焼成して、補強材として接着させる予定です。
そうすれば底の強度は、完璧となるでしょう。
この部品に白マットの釉薬も施して、色目もピッタリとさせましょう。
素焼きと本焼きの機会は、まだ先ですので、完成まで今しばらくかかります。
これがうまくいけば、とても面白い。
こんな繕いの方法は、今まで聞いたことがありませんね。
