3月3日は、雛祭りです。今日は、それぞれのご家庭において楽しい日として過ごされているのではないでしょうか。私が子どもの頃、男兄弟ばかりでしたので、雛祭りは無縁のことでした。それどころか、端午の節句もあまり記憶がありません。クリスチャンホームなのかどうか分かりませんが、たぶん、家が貧しかったからではないでしょうか。記憶がないというのは、でっかい鯉のぼりを立てたとか、そんなことで、折り紙の鯉のぼりとか、ごちそうを作ってくれたりとか、そんな楽しい日ではあったことは間違いないと思います。残念ながら、記憶がないだけです。
楽しいことを「楽しい」と表現できることは、有り難いことだと思います。楽しいことを「楽しい」と表現することを自粛したり、楽しく歌を歌えないような萎縮した世の中はまっぴらごめんです。今日は、特に子どもたちにとって楽しい日であって欲しいと思います。世界を見渡してみると、金目に心を奪われた大人たちによって、無残にも殺されている子どもたちがたくさんいます。その責任は、巡りめぐって日本の大人たちにもあるのではないでしょうか。世界中の子どもたちが幸せであるようにと祈ると共に、子どもたちに対する殺戮を止めさせるために、私たち大人が何ができるかを考えたいと思います。