キリスト教のある雑誌を見ていると、かつて在任していた教会のことが掲載されていました。懐かしいという気持ちと、駆け出しの頃でしたので、色々と失敗したことなどを思い出し、穴があったら入りたい気持ちになりました。当時は、別に手を抜いた訳でもなく、精一杯やったつもりですが、今だったら、あれもできたのに、これもできたのに、と思ったりします。それだけ経験を積んだということでしょうか。
不思議なのは、あれもできたのに、これもできたのに、という後悔の思いばかりではなく、素晴らしいことを教えてもらったという思いもあります。一生懸命になり、精神を集中させていたので、色々なことを敏感に感じていたのかもしれません。そのような時期は、つつがなく仕事をしていた時期よりも、プラスもマイナスもたくさん学べ、成長することができたように思います。
そのような経験を経て今があるのですが、たぶん、今も気がつかないで失敗をやらかしていることもあるだろうと思います。たぶん、死ぬまで「半人前」なんだろうと思います。それでも、今を精一杯やらないと、後になって後悔するだろうと思います。
若いときには、先輩方にたくさん尻をぬぐっていただきました。今、私も若い人の尻をぬぐう歳になりました。若い人たちには、歳を取って後悔しないように、尻ぬぐいは先輩方にまかせて、思いっきり暴れて欲しいものだと思います。