外国人技能実習生の失踪が今年1月からの半年間で4000人を超え、過去最多を更新する勢いであるそうです。昨年は、7089人だったとのことです。人が行方不明になっているのです。どこかに行ったのか、殺されたのか、とにかくゆゆしき事態だと思います。警察は、政府は、どう対応しているのでしょうか。
私は、技能実習制度は止めるべきだと思います。管理され、低賃金で、まるで21世紀の奴隷制度や徴用です。日本人であっても外国人であっても、低賃金で奴隷のように働かせるようなことがあれば、斡旋業者も企業も厳しく取り締まるべきだと思います。
そもそも外国の人を低賃金でこき使おうなんて、考え方が間違っています。しかも、悪徳斡旋業者の存在があり、借金を背負わされて送り込まれ、まるで人身売買のような実態があることが分かっています。
聖書は、弱い立場の人には割り増しの賃金を支払うべきだと教えています。一気にそこまでは言いませんが、外国人であっても日本人であっても同一賃金があるべき姿だと思います。それを、低賃金で働かせるために、わざわざ外国から来させるなんて悪質です。
技能実習制度の良い面もあるだろうと思います。コレを見ると、理念的なことも書いてあったり、禁止事項も書いてあります。しかし、それだけ禁止しなければ守られないということかも知れません。
外国人技能実習制度は止めて、何らかのけじめを付けて終わらせるべきだと思います。将来、国が行ったこととして諸外国から批判されることが予想されます。させた側は気づかなくても、させられた側は自身の尊厳にかけて声を上げ続けるものです。そのことに気づくべきです。
それよりも、最低賃金をアップして、若い人が質の高い生活を送ることができるようにすることが優先だと思います。