自民党総裁に選ばれた石破議員は、鳥取県知事も務めた国会議員の息子、二世議員です。一般的に、カバンと地盤を譲り受けた、世間のことを知らない二世議員などと呼ばれています。この辺りでも、石破議員に親しみを感じている人も多く、今後の活躍が期待されているところでしょう。石破議員は、地方再生を口にしており、地方を大事にする人であると受け止めている人も多いかと想像します。
一方で、能登半島地震の被災地でもあり、大雨による災害の真っ最中にある能登半島のことを一顧だにせず、長々と自民党総裁選騒ぎを繰り広げた結果、石破議員が勝利しました。その際の会見では、能登半島の被災地や被災者のことに触れませんでしたが、地方再生を掲げる人なのですから、地方再生は口だけの嘘だったと批判されないように、可及的速やかに国として能登半島の被災状況に対応した施策を行ってもらいたいと思います。
いくら国を守っても、地方中の地方であると思われる能登の人びとが、生きる希望を失ってしまうような状況になれば意味が無いと考えて欲しいと思います。政治家の皆さん、血が通っていますか。自民党の、政治の真価が問われているのですよ。これで能登の人たちを見殺しにするようなことになれば、国民もいい加減に目を覚まさないといけません。