旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

IGRいわて銀河鉄道全駅下車の旅12 滝沢駅

2018-02-01 13:01:48 | IGRいわて銀河鉄道全駅下車の旅
 IGRいわて銀河鉄道 普通 盛岡行に隣の滝沢駅に向かいます。
 やってきた電車はJR東北本線から乗り入れている車両です。


渋民     08:59着 09:00発
 青い森鉄道の多くはこのJR東日本の701系と同等の仕様になっていますが、シートの色や壁の色が違います。




滝沢     09:04着






 滝沢駅には、「学園の杜」という愛称が付いています。


 盛岡市のベッドタウン化が進み、岩手県で7番目の人口5万人を超える滝沢村でしたが、2014年(平成26年)1月1日に市制施行し滝沢村となりました。 
 利用客は通勤客の他、岩手県立大学、盛岡大学、岩手看護短期大学の学生で多くを占めているようです。


 いわて銀河鉄道では、鉄道事業の他不動産や観光業も展開していますが、飲食業も手がけるようになり、駅舎を活用し「串焼処 銀河」を営業しています。


 駅舎やホームの待合室には「ガチャガチャ」も置かれていました。種類が鉄道に関係ないものなのが残念です。


 昭和49年の全国植樹祭の際にに立ち寄られたのか、駅前には昭和天皇の行幸啓記念碑があります。


 駅スタンプの絵柄は、チャグチャグ馬コと蒼前神社です。




 19分の滞在で、次の巣子駅に向かいます。

IGRいわて銀河鉄道全駅下車の旅11 渋民駅

2018-01-31 12:55:02 | IGRいわて銀河鉄道全駅下車の旅
 平成29年12月23日土曜日。IGRいわて銀河鉄道全駅下車の旅後編に出かけました。
 前編と同じく「青い森ホリデーフリーきっぷ」と「IGR・青い森鉄道開業15周年記念フリーきっぷ」を使います。




 野辺地駅には伯養軒野辺地営業所が昭和27年から製造・販売を開始した駅弁「とりめし」があります。
 現在は、ウェルネス伯養軒青森支店が製造していて青森駅や新青森駅でも販売しています。


 なお、仙台駅ではウェルネス伯養軒仙台支店製造で「野辺地のとりめし」として販売されています。


 販売は、待合室内にある立ち食いそば「こけし亭」(元々の経営は伯養軒。その後NREみちのくからNREに)でしたが2014年(平成26年)3月をもって撤退。その後は待合室隣にあるKIOSKが販売していましたが、こちらも2017年(平成29年)9月をもって閉店。
 一時、野辺地駅では購入できない状態になっていましたが、平成26年4月1日から「こけし亭」を引き継いで立ち食いそばを営業している「パクパク」で、2017年(平成29年)12月1日から販売が復活しています。
 なお、青い森鉄道のホームページでは「野辺地のとりめし」。として紹介していますが、
地元では「とりめし」で親しまれています。




 それでは、青い森鉄道 快速 八戸行で出発です。  


野辺地    06:23着 06:23発
千曳     06:28着 06:28発 
乙供     06:33着 06:34発 
 今日は晴れているので朝霧がたっています。

上北町    06:39着 06:39発 
小川原    06:42着 06:43発 
三沢     06:48着 06:48発 
向山     06:52着 06:53発 
下田     06:57着 06:57発 
陸奥市川   07:01着 07:01発 
八戸     07:09着 

 八戸駅で、青い森鉄道・IGRいわて銀河鉄道 普通 盛岡行に乗り変え、今日最初の下車駅、渋民駅に向かいます。

八戸          07:13発 
北高岩    07:18着 07:18発 
苫米地    07:21着 07:22発 
 雪が全くありません。

剣吉     07:25着 07:25発 
諏訪ノ平   07:30着 07:30発 
三戸     07:34着 07:34発 
 目時駅までが青い森鉄道線になります。


目時     07:39着 07:39発 
金田一温泉  07:43着 07:43発 
斗米     07:47着 07:48発 
二戸     07:50着 07:51発 
一戸     07:56着 07:57発 
小鳥谷    08:01着 08:01発 
小繋     08:08着 08:08発
 奥中山越え。やはり雪が多いです。


奥中山高原  08:15着 08:15発 
御堂     08:21着 08:22発
いわて沼宮内 08:26着 08:26発 
岩手川口   08:30着 08:31発 
好摩     08:35着 08:40発
渋民     08:40着






 

 渋民といえば石川啄木の出身地として有名です。


 駅前には小公園が整備されていて、啄木の歌碑も建っています。






 石川啄木ゆかりの地や記念館はたくさんあります。
 渋民駅から「石川啄木記念館」までは、タクシーで約5分、徒歩約30分だそうです。


 社員作成の「啄木の里散策マップ」は、いわて銀河鉄道のホームページで見ることができます。


 石川啄木の和歌等に「停車場」が出てきます。
 「ふるさとの 訛なつかし 停車場の 人ごみの中に そを聴きにゆく」にでてくる「停車場」は、上野駅であることはよく知られています。
 「霧ふかき好摩の原の 停車場の 朝の虫こそすずろなりけれ」にあるように、渋民時代に利用した停車場は、渋民駅に開業が1950年(昭和25年)12月1日なので、啄木の生前に「渋民駅」は存在しませんから、この停車場は好摩駅のことです。




 駅スタンプの絵柄は、石川啄木記念館と宝徳寺です。




 もう一つ。JR時代の駅スタンプもありました。
 絵柄は、鵜飼橋と姫神山の啄木の歌碑です。

 
 改札を通るとき駅員の方が、跨線橋から撮った姫神山の写真を見せてくれました。
 桜の時期にもう一度下車したいものです。


 20分の滞在。次は隣の滝沢駅に向かいます。

IGRいわて銀河鉄道全駅下車の旅10 小鳥谷駅

2018-01-26 11:54:55 | IGRいわて銀河鉄道全駅下車の旅
 IGRいわて銀河鉄道 普通 盛岡行に乗って前編最後の小鳥谷駅に向かいます。


金田一温泉       15:37発 
 金田一温泉駅間で乗ってきた列車の折り返しです。
 乗客は誰もいません。


斗米     15:41着 15:42発 
二戸     15:44着 15:45発 
一戸     15:50着 15:50発 
小鳥谷    15:54着 






 跨線橋にある出入り口のひとつは、列車の編成に合わせて現在は封鎖されています。
 封鎖した壁には「藤島のフジ」が描かれています。




 「藤島のフジ」は、小鳥谷駅から南へ600mで、昔の仁昌寺という寺の境内にあたり、1591年(天正19年)、九戸の乱で上方軍の蒲生氏郷軍が九戸方の姉帯城を攻撃するために陣をはった場所だとも伝えられています。当時は周囲三方に堀がめぐらされ、藤があたかも島のように見えた事から、「藤島」と呼ぶようになったといわれています。フジの種類はノダフジで、樹齢は数百年以上と推測され、樹根の根回りが4m、高さ20m程の巨大で名実ともに日本一のフジだそうです。


 ホームにも藤棚が作られています。


 小鳥谷駅は一戸町に業務を委託している簡易委託駅で、窓口の営業時間は7時30分から12時までです。そのため、入場券や駅スタンプを手に入れることは出来ません。
 最初の下車駅を小繋駅から二戸駅に変更するのではなく、ここ小鳥谷駅を最初の下車駅にすると良かったのですが、その判断の間違いが大きく響きました。


 駅舎内は綺麗に整備されています。








 駅事務室の空き部分を利用したJA新いわて小鳥谷支所の農産物直売所「ニコニコ駅こずや」が、火・木・土・日曜の9時から13時まで営業しているようです。




 IGRいわて銀河鉄道全駅下車の旅前編はここまで。
 IGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道 普通 八戸行に乗って帰路につきます。


小鳥谷    16:20着 16:21発 
一戸     16:25着 16:25発 
二戸     16:30着 16:31発 
斗米     16:34着 16:34発 
金田一温泉  16:38着 16:39発 
目時     16:42着 16:43発 
三戸     16:47着 16:48発 
諏訪ノ平   16:51着 16:52発 
剣吉     16:56着 16:56発 
苫米地    17:00着 17:00発 
北高岩    17:03着 17:04発 
八戸     17:10着 

 八戸駅で、青い森鉄道 普通 青森行に乗り換えです。


八戸          17:13発 
陸奥市川   17:19着 17:20発 
下田     17:23着 17:24発 
向山     17:28着 17:28発 
三沢     17:32着 17:33発 
小川原    17:38着 17:38発
上北町    17:41着 17:42発
乙供     17:47着 17:47発 
千曳     17:52着 17:53発 
野辺地    17:59着 

 乗車距離470.1km。
 乗車時間7時間17分。
 下車駅滞在時間1時間19分。
 6時23分に出発して、11時間36分の旅でした。

IGRいわて銀河鉄道全駅下車の旅9 金田一温泉駅

2018-01-25 14:36:12 | IGRいわて銀河鉄道全駅下車の旅
 IGRいわて銀河鉄道 普通 金田一温泉行に乗って、終着金田一温泉駅に向かいます。


好摩     14:29着 14:30発 
岩手川口   14:34着 14:35発 
いわて沼宮内 14:39着 14:39発 
 何度も通った区間だと気が緩んできます。
 北緯40度公園入口の看板に気がついてシャッターを切りましたが、ピンぼけになっています。
現在はどうか知りませんが、各国の標準時の基準となる子午線(経度)とは違いそんなに重要とは思えないのですが、一昔前の中学校社会科の試験問題には「北緯40度線の通る都市名を答えなさい。」「北緯40度線の通る都道府県名を全て書きなさい。」というのがありました。


御堂     14:44着 14:44発 
奥中山高原  14:51着 14:52発 
小繋     14:59着 14:59発 
小鳥谷    15:06着 15:06発 
一戸     15:10着 15:11発 
二戸     15:16着 15:17発 
斗米     15:19着 15:20発 
金田一温泉  15:24着 






 金田一温泉は駅から2km程離れたところにあります。
 そもそも、1909年(明治42年)10月18日の開業当初は金田一駅でしたが、1987年(昭和62年)に現在の駅名に改称しています。





 柳田國男の「遠野物語」で知られる「座敷わらし」。主に岩手県に伝えられる伝承で、精霊的な存在。座敷または蔵に住む神と言われ、家人に悪戯を働く、見た者には幸運が訪れる、家に富をもたらすなどの言い伝えがあります。
 金田一温泉郷には、座敷わらしが出没する宿として有名な「緑風荘」があります。
 そのためか駅のあちらこちらに座敷わらしがが描かれています。




 駅スタンプの絵柄にも、金田一温泉郷と座敷わらしが描かれています。




 次は前編最後の下車駅、小鳥谷駅に向かいます。


IGRいわて銀河鉄道全駅下車の旅8 好摩駅

2018-01-12 16:37:34 | IGRいわて銀河鉄道全駅下車の旅
 IGRいわて銀河鉄道 普通 盛岡行に乗り、好摩駅に向かいます。  

   
二戸     13:18着 13:19発
 いわて銀河鉄道の橋梁の多くは、コーポレートカラーの青が塗装されています。 


 滞在時間も少なければ、駅そば・駅弁・駅前食堂もない今日の昼食は、事前に買っておいたコンビニサンドウィッチ。


一戸     13:24着 13:24発
小鳥谷    13:28着 13:29発
小繋     13:35着 13:36発 
奥中山高原  13:42着 13:43発
御堂     13:49着 13:49発 
いわて沼宮内 13:53着 13:54発
岩手川口   13:58着 13:58発 
 進行方向右に岩手山。左手には姫神山が見えます。




好摩     14:03着 






 好摩駅舎の様子は「旅の小窓~花輪線の旅(1)花輪線起点 好摩駅へ」をご覧下さい。
 また、駅周辺の散策ポイントについては、社員の方が作成した「啄木の里散策マップをご覧下さい。


 駅スタンプの絵柄は、好摩駅にある石川啄木の歌碑と岩手山です。




 滞在27分。先を急ぎます。
 次は、金田一温泉で下車します。