旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

鉄道おまけ~YEBISU MEISTER×エル特急 ヘッドマーク チャーム「白山」

2019-11-20 11:24:33 | 鉄道おまけ
 2017年(平成29年)4月26日から全国のコンビニでサッポロビールが行った、エル特急ヘッドマークチャームがおまけに付くキャンペーンは、「ヱビスビール」についた全12種の他に、「ヱビス マイスター」には全6種類ついていました。

 特急「白山」は、急行列車として初めて愛称が付いた急行「白山」を格上げする形で1972年(昭和47年)3月15日のダイヤ改正から、東北本線・高崎線・信越本線経由で上野駅・金沢駅間を結んだ特急列車です。
 1978年(昭和53年)10月2日のダイヤ改正でエル特急に指定されました。最大でも3往復体制と決して運行本数が多いとは言えないエル特急でした。 
 1997年(平成9年)9月30日に、所謂長野新幹線、正式には北陸新幹線高崎駅・長野駅間先行開業に伴う、横川駅・軽井沢駅間廃止により、この日をもって特急「白山」は運転を終了しました。
愛称の由来は、発着駅金沢駅の石川県と岐阜県にまたがる北アルプスにある白山。
 ヘッドマークデザインは、白山と、白山に大量に群生していて、石川県の「郷土の花」にもなっているクロユリの花。2本の川は北アルプスを源とする犀川と手取川なのか、白山を源とする庄川と手取川なのかは定かではありません。


鉄道おまけ~YEBISU MEISTER×エル特急 ヘッドマーク チャーム「はつかり」

2019-11-19 09:30:38 | 鉄道おまけ
 2017年(平成29年)4月26日から全国のコンビニでサッポロビールが行った、エル特急ヘッドマークチャームがおまけに付くキャンペーンは、「ヱビスビール」についた全12種の他に、「ヱビス マイスター」には全6種類ついていました。

 特急「はつかり」は1958年(昭和33年)10月1日のダイヤ改正で、東京以北初の特急列車として上野駅・青森駅間を常磐線・東北本線経由で運行を開始しました。実際の運行開始は台風の影響で10日からとなりました。
 1960年(昭和35年)12月10日には、「はつかり」用に新開発されたキハ81系気動車に置換えられ、日本初の気動車特急列車となりましたが、初期故障が続発したため「特急がっかり」「はつかりがっかり事故ばっかり」などと揶揄されました。
 1968年(昭和43年)9月9日には、10月10日のダイヤ改正に先立ち583系電車に置き換えられ、10月1日からは東北本線経由に変更になりました。
 1973年(昭和48年)3月1日からは485系電車の使用も開始され、1978年(昭和53年)10月2日のダイヤ改正で6往復となり、普通車自由席も設置され、エル特急に指定されました。
 1982年(昭和57年)6月23日。東北新幹線大宮駅・盛岡間が暫定開業したのに伴う11月15日のダイヤ改正で、新幹線連絡特急として盛岡駅・青森駅間に運行区間が短縮されました。
 1986年(昭和61年)11月1日のダイヤ改正で14往復となり、1988年(昭和63年)3月13日の青函トンネルの開業により、2往復が函館駅まで延長されました。
 2000年(平成12年)3月11日からは、新しく開発されたE751系電車を使用した、速達型「スーパーはつかり」が運転を開始し、エル特急の指定が解除されました。
 そして、2002年(平成14年)12月1日。東北新幹線八戸延伸により「はつかり」は廃止されました。
 愛称は、秋に東北地方などに飛来する雁の群れをさす初雁が由来となっています。
 ヘッドマークは、赤と青のグラデーションの中に雁の群れがデザインされています。この赤と青のグラデーションが「はつかり」に使用された485系・583系それぞれ赤帯・青帯に対応していることから注目を浴びたデザインでもありました。


鉄道おまけ~YEBISU MEISTER×エル特急 ヘッドマーク チャーム「ホワイトアロー」

2019-11-18 09:34:11 | 鉄道おまけ
 2017年(平成29年)4月26日から全国のコンビニでサッポロビールが行った、エル特急ヘッドマークチャームがおまけに付くキャンペーンは、「ヱビスビール」についた全12種の他に、「ヱビス マイスター」には全6種類ついていました。

 特急「ホワイトアロー」は1986年(昭和61年)3月3日に千歳空港駅(現在の南千歳駅)・札幌駅と旭川駅間で運行を開始しました。
 1986年(昭和61年)11月1日のダイヤ改正でエル特急に指定され、大半の列車が苫小牧発着となり、途中の停車駅も千歳空港駅・札幌駅のみとなりました。1990年(平成2年)9月1日には785系電車が導入され、最高運転速度の引き上げによる速達性や、居住性・快適性が向上し、同時に「スーパーホワイトアロー」も誕生し、運転区間が札幌駅・旭川駅間にそれぞれ変更され13往復運行されていましたが、2007年(平成19年)10月1日のダイヤ改正でエル特急「ライラック」と統合され、廃止されました。
 愛称は、「白い矢」を意味する英語「ホワイトアロー (White Arrow)」が由来で、ノンストップ・直行便を示す矢を意味する英語の「Arrow」と雪の白を表す「White」を組み合わせた造語だそうです。
 このヘッドマークは、その「白い矢」デザインしたもので、785系電車以前の781系電車に使われていたものです。



鉄道おまけ~YEBISU×エル特急 ヘッドマーク チャーム「有明」

2019-11-10 09:49:18 | 鉄道おまけ
 2017年(平成29年)4月26日から全国のコンビニで、ヱビスビール350ml、または500mlを1本購入すると、全12種のヘッドマークチャームがおまけに付くキャンペーンを行いました。
 「エル特急」の名称が初めて登場したのは、1972年(昭和47年)10月2日のダイヤ改正からです。当時、特急は数少なく全席指定が原則でしたが、「数自慢・かっきり発車・自由席」というキャッチフレーズで、一日複数本運転・ダイヤのパターン化・自由席車両連結の特急が誕生し、その愛称として「エル特急」が生まれたのです。
 名称の「L」には、特急(Limited Express) や直行便 (Liner)、あるいはlucky、lovely、lightなどの頭文字を取ったものと言われていますが、特に意味はないようです。
JR各社は2000年代から順次、L特急という呼称を廃止、最後に残ったJR東海の「しらさぎ」「(ワイドビュー)しなの」「(ワイドビュー)ひだ」の3列車も2018年(平成30年)3月17日のダイヤ改正で廃止されました。
 なお、ヘッドマーク・方向幕等に使われていた「L」は、新幹線0系のシルエットを図案化したものです。

 特急「有明」は1967年(昭和42年)10月1日のダイヤ改正で、鹿児島本線経由で門司港駅・西鹿児島駅間(現 鹿児島中央駅)で運行を開始しました。その後、運行系統運行系統に変化があったものの、1975年(昭和50年)3月10日の山陽新幹線博多駅開業に伴うダイヤ改正で、鹿児島本線線内昼行特急はすべて「有明」とし10往復となり「エル特急」に指定されました。
 この後も運行系統の変化があるものの最大18往復、特急「ハイパー有明」と合わせると32往復の運転となりました。
 更に、運行系統の整理によって西鹿児島駅発着分を特急「つばめ」として分離しましたが、豊肥本線乗り入れなど多様な運行系統によって27往復運行されました。
 しかし、九州新幹線部分開業を機に発着駅の変更や本数が15往復まで減少しました。 そして、2008年(平成20年)7月には、JR九州が「エル特急」の呼称を中止したため指定が解除されました。
 愛称は、鹿児島本線の一部区間で有明海に沿って走ることから、「有明」とされました。愛称は公募によるものでした。ヘッドマークは有明海の波をイメージしたデザインです。
  特急「有明」は現在も運行されていますが、2011年(平成23年)3月12日の九州新幹線全線開通後、区間の縮小と減便が進み、2018年(平成30年)3月17日のダイヤ改正によって、上り大牟田駅発博多行が平日に1本運転されるまでに減少しています。


鉄道おまけ~YEBISU×エル特急 ヘッドマーク チャーム「いしづち」

2019-11-08 15:38:04 | 鉄道おまけ
 2017年(平成29年)4月26日から全国のコンビニで、ヱビスビール350ml、または500mlを1本購入すると、全12種のヘッドマークチャームがおまけに付くキャンペーンを行いました。
 「エル特急」の名称が初めて登場したのは、1972年(昭和47年)10月2日のダイヤ改正からです。当時、特急は数少なく全席指定が原則でしたが、「数自慢・かっきり発車・自由席」というキャッチフレーズで、一日複数本運転・ダイヤのパターン化・自由席車両連結の特急が誕生し、その愛称として「エル特急」が生まれたのです。
 名称の「L」には、特急(Limited Express) や直行便 (Liner)、あるいはlucky、lovely、lightなどの頭文字を取ったものと言われていますが、特に意味はないようです。
JR各社は2000年代から順次、L特急という呼称を廃止、最後に残ったJR東海の「しらさぎ」「(ワイドビュー)しなの」「(ワイドビュー)ひだ」の3列車も2018年(平成30年)3月17日のダイヤ改正で廃止されました。
 なお、ヘッドマーク・方向幕等に使われていた「L」は、新幹線0系のシルエットを図案化したものです。

 特急「いしづち」は1988年(昭和63年)4月10日の本四備讃線の開業に伴い岡山発着となった「しおかぜ」に代わり、予讃線の高松駅と松山駅・宇和島駅を結ぶ特急列車として運行を開始しました。
 運行開始から2011年(平成23年)3月12日まで、「エル特急」に指定されていました。
現在は、高松駅・松山駅で17往復運行されています。
 愛称は、愛媛県西条市と久万高原町の境界に位置する石鎚山に由来し、ヘッドマークも石鎚山をイメージしたデザインです。


 「いしづち」の名称は、1963年(昭和38年)2月1日から1968年(昭和43年)9月30日まで小松島港駅・松山駅間を運行する準急のちに急行の、愛称として使用されていました。