旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

駅弁コレクション311 「東北福興弁当-未来へのきざはし」(仙台駅)

2023-08-17 13:09:06 | 駅弁コレクション
【東北福興弁当-未来へのきざはし】(仙台駅)
                            2023.8.17投稿

2022年(令和4年)6月26日 東京駅「駅弁屋 祭」で購入
                          価格1,200円
             [製造元](株)日本ばし大増
             [販 売](株)JR東日本クロスステーション

 東北6県のそれぞれ代表的な名所・祭り・民芸品などのイラストが描かれた掛紙がゴム掛けされています。


 掛紙の裏には、写真付きお品書きの他に、この駅弁の由来などが書かれています。
 

 黒色の蓋付き容器が使われています。


 御飯は2種類で、左側は宮城県・福島県・山形県の食材です。
 宮城県産米の白飯の上に、ツノナシオキアミを混ぜた宮城県産金華さば焼きと大葉入り会津味噌がのり、山形県産ヤーコン粕漬けだ添えられています。
 右側は青森県・秋田県・岩手県の食材です。
 青森県産さめだしと、秋田県産比内地鶏スープで炊いた茶飯の上に、岩手県産佐助豚焼肉と錦糸玉子、せり漬がのっています。
 おかずは各県毎に仕切られています。
 左から順に、宮城県は、厚焼き玉子・揚げ蒲鉾「遊里揚(ゆりあげ)」・宮城県産のり佃煮・三陸産花こえび佃煮です。
 岩手県は、北三陸産わかめと玉葱のかき揚げ・蓮根梅酢漬・岩手県産大豆の味噌を使用した鮭の味噌漬け焼きです。
 青森県は、青森県産帆立生姜味噌煮・キャベツのにんにく入り塩麹炒め・リンゴ甘煮です。
 秋田県は、秋田県産鮭しょっつるを使用した鶏肉揚げ煮・秋田県産ハタハタの甘辛米麹和え・こごみの醤油漬(隠れてよく見えません)。
 山形県は、とび魚出汁を使用した山形いも煮風炊き合わせ(ゴボウ・牛肉・人参・里芋
・山形県産生芋玉こんにゃく)です。
 福島県は、揚げなすのいわき遠野産トマトと会津産牛乳のヨーグルトソースがけ・福島県産紫花豆甘露煮の天ぷら・福島県産若桃の甘露煮(隠れていて見えません)です。



 『東北福興弁当』は、東北各地の食産事業者の食品を弁当に盛り込み、食の面で東日本大震災からの復興の一助になればと、震災のあった2011年(平成23年)年10月に第1弾を当時のNRE日本レストランエンタープライズが中小企業基盤整備機構東北本部の協力を得て販売を開始しました。
 その後毎年、サブタイトルと内容を変え販売し、この駅弁は第10弾となります。
 今回の福興弁当第10弾は、これまで製造した第1~9弾の弁当に使われた食材や事業者の中から特に人気の高かった献立で構成されています。
 とにかく、おかずの種類が20種類以上と多いので、時間を掛けてゆっくり食べることをおすすめします。
 少し濃いめの味付けの物が多いので、呑兵衛にももってこいです!
 『駅弁味の陣2022(令和4年)』で、初陣賞受賞。

 製造元の日本ばし大増は、1973年(昭和48年)設立の「(株)日本食堂調理所」と、1988年(昭和63年)設立の「日食販売(株)」が、1990年(平成2年)に合併し、社名を「(株)日本食堂調理センター」としました。さらに、1998年(平成10年)に「(株)日本レストラン調理センター」に社名変更しました。
 2003年(平成15年)に「日本レストランエンタプライズ(NRE)」が「(株)日本ばし大増」(1900年(明治33年)創業の初代の会社)の株式を取得し、「(株)日本レストラン調理センター」と「(株)日本ばし大増」を合併し、「(株)NRE大増」が誕生しました。
 そして、2018年(平成30年)には2代目となる、かつての「(株)日本ばし大増」に社名を変更しています。
 『駅弁味の陣2020(令和2年)』では、『チキン弁当』がエリア賞(南関東)受賞。

 現在も販売中で、公式ホームページで次のように紹介されています。
 価格900円
 昭和39年発売のロングセラー。
 鶏唐揚とトマト風味ライスの組み合わせで、お子さまから大人の方までお楽しみいただけます。
 2023年6月21日より、ピクルスを人参、レッドキャベツ、ビーツのサラダに変更します。
 ~お品書き~
 トマト風味ライス(国産米)、スクランブルエッグ、ドライトマトオイル漬け、グリーンピース、鶏唐揚、サラダ(人参、レッドキャベツ、ビーツ)、スモークチーズ、レモン果汁パック


コメントを投稿