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旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

駅弁コレクション309 「春の穴子めし」(西明石駅)

2023-08-06 12:17:47 | 駅弁コレクション
【春の穴子めし】(西明石駅)
                             2023.8.6投稿

2022年(令和4年)4月10日
 マエダ「全国有名駅弁大会」で購入 価格1,151円

                        [製造元](株)淡路屋

 春を象徴する桜の花びらに明石大橋のイラストが描かれ、商品名の一部には穴子の絵文字が使われている掛紙(スリーブ)です。


 木目調の容器です。


 容器は二つに仕切られています。
 左側はタレの味付け御飯の上に穴子の蒲焼き・刻みのり・生姜甘酢漬の千切り・奈良漬をのせた「穴子飯」です。
 右側は中身は酢飯の上に魚肉おぼろ・錦糸玉子・煮穴子・味付け姫竹・味付けコゴミ・人参煮・生姜甘酢漬を乗せた「穴子ちらし」です。






 御飯+御飯の組み合わせですが、味付き御飯と酢飯で、それぞれ穴子を楽しめる駅弁です。

 製造元の淡路屋は、明治時代初期には「淡宇」の屋号で、大阪・曾根崎新地で料亭を営んでいたそうです。
 駅弁販売開始は1903年(明治36年)、かつての阪鶴鉄道(尼崎から福知山を経て舞鶴を結んでいた鉄道路線)池田駅。その後各駅を転々とし、第二次世界大戦敗戦後の食糧難期に、当時の運輸省より神戸駅の駅弁店となることを要請され、それを受けて神戸駅へ移転し現在の礎を築いたようです。
 かつては六甲道駅、三ノ宮駅、元町駅、明石駅など神戸市周辺の主要駅で駅弁を手広く販売していたが、2020年(令和2年)3月現在直営店があるのは神戸駅・新神戸駅・西明石駅・芦屋駅のみとなっています。
 なお、日本初の加熱式駅弁は、1987年(昭和62年)に淡路屋から『あっちっちスチーム弁当』として発売されました。
『あっちっちスチーム弁当』は商標登録され、今でも淡路屋の加熱式駅弁にはロゴマークが付いています。



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