旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

旅の小窓~ガーラ湯沢駅への旅 1 ガーラ湯沢駅へ

2019-02-01 14:13:29 | 旅の小窓
 今年は、ガーラ湯沢駅への旅から始まります。
 ガーラ湯沢駅は、上越新幹線越後湯沢駅から分岐し新潟寄り約1.8kmの所にある新幹線保守基地に併設された駅です。
 JR東日本社員の発案による社内プロジェクトとして、保守基地の裏山に開業したガーラ湯沢スキー場への利用客の輸送のために、1990年(平成2年)12月20日に開業した駅のため、冬季のスキーシーズンのみの営業する臨時駅ですから、列車も駅が開業する期間だけ運転されます。
 ですから、「大人の休日倶楽部パス」を使った旅では、今しかないのです。


 2019年(平成31年)1月17日 木曜日
 青い森鉄道は車輪の緊急整備が必要となり、運休列車が毎日出ていますが、とりあえず今日は影響を受けないので一安心。
 JR大湊線の一番列車は、通常のキハ100形車両ではなく、「臨時快速リゾートあすなろ下北」等に使われているJR東日本HB-E300系が代走です。


 朝起きたとき降っていなかった雪が、出発する頃には降ってきました。


青い森鉄道線上り 普通 八戸行  
 始発 青森05:41


野辺地    06:23着 06:23発
千曳     06:28着 06:28発   
乙供     06:33着 06:34発   
上北町    06:39着 06:39発   
小川原    06:43着 06:43発   
三沢     06:48着 06:49発   
向山     06:53着 06:53発   
下田     06:57着 06:58発   
陸奥市川   07:01着 07:02発   
八戸     07:09着


東北新幹線上り はやぶさ8号 東京行  
 始発 新青森06:49


八戸     07:16着 07:17発
二戸     07:28着 07:29発
いわて沼宮内 07:41着 07:42発
盛岡     07:54着 08:01発
新花巻     レ
北上     08:15着 08:15発   
水沢江刺    レ
一ノ関    08:28着 08:29発   
くりこま高原  レ
古川     08:41着 08:42発   
仙台     08:55着 08:56発
白石蔵王    レ
福島      レ
郡山      レ
新白河     レ
那須塩原    レ
宇都宮     レ
小山      レ

 大宮到着5分程前、右から上越新幹線が合流してきます。






 合流後は複々線になって大宮まで並行します。


大宮     10:06着 


 上越新幹線は全列車が東京駅まで乗り入れているため、時刻表を含めた乗客への案内は東京駅から新潟駅までが「上越新幹線」と案内されていますが、路線の戸籍上は大宮駅と新潟駅を結ぶ路線距離269.5 km、営業キロは303.6kmの東日本旅客鉄道の路線です。


 大宮駅には起点を表す「0キロ」表示が18番線にあります。


上越新幹線下り たにがわ83号 ガーラ湯沢行  
 始発 東京09:52発
 1997年(平成9年)に東北新幹線で「こまち」と連結する「やまびこ」で営業運転を開始したE2系がやってきました。長野新幹線(現・北陸新幹線)「あさま」や上越新幹線「あさひ」「とき」「たにがわ」、東北新幹線「なすの」「はやて」などでも運用されてきましたが、現在は東北新幹線(東京駅・盛岡駅間)と上越新幹線のみの運用となっています。


大宮     10:17着 10:18発   
 しばらくの間、ニューシャトルが並行します。


 新幹線で3時間南下すると、全く雪がありません。


熊谷      レ(10:31)
 熊谷駅を出て直線区間に入ると、信州の山々が見えるようになってきます。


本庄早稲田   レ (10:37)
 2004年(平成16年)3月13日開業の駅です。
 駅名は公募で第1位となったもので、駅名の中の「早稲田」は、1970年(昭和45年)に本庄市の大久保山に早稲田大学のセミナーハウスが設置されて以来、主に周辺地区でその一帯を「早稲田の山」、もしくは「早稲田の杜」と呼んでいたことに基づくと、駅名公募委員会では説明しています。 
 地元請願駅のため建設費確保に埼玉県・本庄市及び周辺自治体からの公費と並んで企業・各種団体・住民からの寄付が集められており、土地取得費を除く建設費の総額約115億3千万円のうち約14億3千万円が寄付金で、そのうち7億円は早稲田大学の寄付だったそうです。


 駅を通過してすぐ見える本庄ガスのタンクに描かれた「はにぽん」は、埼玉県本庄市公式PRマスコットキャラクター、所謂ゆるキャラです。
 1998年(平成10年)に市内に小島前の山古墳の発掘調査で出土した「盾持人物埴輪は、全国でも出土例が少ない笑う盾持人物埴輪と話題になりました。
 「はにぽん」の名前の由来は、埴輪の「はに」と本庄市の「ほん」を合わせたものだそうです。


 時間的に本庄早稲田駅と高崎駅のほぼ中間に見えてくるのが、群馬県道13沿いにある号「道の駅ららん藤岡」のミニ観覧車。ここは上信越自動車道上り線藤岡PAにも併設されているので、別名「ハイウェイオアシスららん藤岡」とも言われています。


 烏川に架かる上信電鉄線・白衣大観音・浅間山が見えると、間もなく川崎駅に着きます。


高崎     10:45着 10:46発
 高崎駅は古くから交通の要衝として栄え、現在も9路線が乗り入れる北関東最大のターミナル駅です。


 東京メトロの水飲み機のことが話題になったことがありました。足下にあるペダルを踏むと水が上に噴き出す冷水機型は2014年度(平成26年度)に全てなくなり、蛇口タイプのものも翌年度には全て無くなったそうです。
かつては駅や公園で見られた水飲み場。衛生上なのか、自販機の発達なのか、公共施設、病院、デパート、コンサートホールなど施設内では活躍していますが、旧式の水栓タイプのものは姿を消しつつあります。
ここはまだ現役のようですが利用実態は…。


 高崎駅を出ると左に信越本線が分かれていきます。


 次ぎに北陸新幹線が分かれていきます。


 右手前方に赤城山が見えます。


 徐々に高度を上げます。
 高崎駅・上毛高原駅間の約65%はトンネル区間です。
 15,350mの榛名トンネルを出たかと思うと、吾妻線と吾妻川を渡ってすぐ中山トンネルに入ります。


 14,857mの中山トンネルを出ると国道17号と赤谷川を渡り、右手遠くに白砂山系の山々が見えます。


上毛高原    レ (11:01)
 上越新幹線の実キロでは東京駅と新潟駅のちょうど中間に位置する上毛高原駅を通過します。


 JR東日本ウォータービジネスが製造・販売する軟水のナチュラルミネラルウォーター「From AQUA(フロム アクア)」。1984年(昭和59年)11月に当時の国鉄から「谷川連峰の源水 大清水」として発売され、2007年(平成19年)7月から現在の名称となっています。主にJR東日本の駅構内にある自動販売機・KIOSK・NewDaysなどで販売されていますが、その取水基地が1985年(昭和60年)に上毛高原駅高架下に設置されました。
 この先、建設上分かれているトンネルですが一つのトンネルに見える大峰トンネル685mと月夜野トンネル7,295m。次の短い第1湯原トンネル783mと第2湯原トンネル703mはスノーシェルターでつながっています。そして、スノーシェルターで覆われたまま22,221mの大清水トンネルに入ります。つまり、この区間は31km程の長大トンネルに感じます。
 トンネルを抜けると「ホテルスポーリア湯沢」の建物が目に飛び込み、越後の山々が広がります。


 もう越後湯沢駅構内です。


越後湯沢   11:11着 11:12発


 越後湯沢駅を出ると本線から分かれます。


 上越新幹線の下を通ります。


 フル規格の新幹線車両がそのまま乗り入れている約1.8km。最高時速70km、約3分で到着します。


ガーラ湯沢  11:15着


 つづく。

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