旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

閑雲野鶴日記 2020年(令和2年)6月12日 金曜日 朝の散歩『名所・旧跡10kmコース』 『旧 大まん旅館』

2020-06-12 10:45:29 | 閑雲野鶴日記
 おっ!
 新幹線車両が夜間滞泊しているので小田原駅ではない!線路の数が多い!と言うことは東京駅!だと思います。




①今日は暑くなる予報なので、15分ほど早めの出発。


②今日の「名所・旧跡案内」は、『旧 大まん旅館』。
 1900年(明治33年)に建てられた和洋折衷の近代和風建築の旧『大まん旅館』です。1988年(昭和63年)にはフジテレビドラマ「飢餓海峡」の撮影場所として使用されました。
 この角度から見ると今でも営業しているように見えますが、すでに廃業しています。


 1929年(昭和4年)刊行『日本遊里史』(上村行彰 著)の巻末付録として掲載されている『日本全国遊廓一覧』に、当町の金沢町に貸座敷数10、娼妓数30の遊郭が載っています。俗称は空欄になっていますが、『大万楼』という妓楼と思われます。
 旧『大万旅館』がその『大万楼』です。入母屋屋根に玄関バルコニー。当時としてはずいぶんハイカラな作りです。


 当時この界隈には5軒の妓楼があったそうで、
 『大万楼』から浜に向かって『恵比寿楼』『満月楼』。向かい側には『大黒楼』と、定かではありませんが『旭楼』があったようです。

③『旧 旅館福よし』
 『旧 大まん旅館』から2~30m程浜側に、今でも道路を挟んで残っています。
 すでに看板などは撤去されています。


 L字型で結構大きい建物です。


 宿泊だけではなく、宴会なども行う旅館だったと思われます。
 その名残が見えます。


 経木で作られている『福よし』のマッチ箱です。昭和30年代の物と思います。




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