旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

駅弁コレクション19 「まくのうち弁当」(静岡駅)

2021-11-17 09:14:40 | 駅弁コレクション
【まくのうち弁当】(静岡駅)
                           2021.11.17投稿

1978年(昭和53年)2月2日 静岡駅で購入 価格500円
                      [製造元](合名)東海軒


 昭和時代の掛紙には、名所・旧跡やお祭りなど観光案内的な絵柄の物が多かったように記憶しています。
 この掛紙も例に漏れず、静岡県内の名所を教えてくれる写真版でした。
 1978年(昭和53年)2月2日。江口君・小野君・汲田君と4人で、今で言う『卒業旅行』の第1日目、名古屋駅から普通電車で東京駅に向かう途中、静岡駅で購入したものです。なぜか同じ電車には、おいらせユースホステルに向かう水谷君も乗っていたような気がします。

 『まくのうち弁当』は、1889年(明治22年)2月1日の静岡駅開業と同時に構内立売を始めた「加藤辨當店」が前身の、東海軒の駅弁です。
 東海軒と言えば、1897年(明治30年)から販売を行っている「元祖鯛めし」。創業当時からの玉子とハムの「サンドイッチ」。そして1938年(昭和13年)の販売開始から基本的に変わらぬ「幕の内弁当」。それぞれの駅弁の評価はまちまちでしょうが、「東海軒の三大駅弁」と言って良いでしょう。
 かつては、値段に差がある数種類が同時に販売されていたこともあり、掛紙も多数有りましたが、昭和50年代後半を境に『幕の内弁当』一種類になり、掛紙も祝鯛、駿河凧、静岡張子面、静岡姉さまの絵柄で構成されたものになり、現在も販売されています。
 ただ、駿河凧の絵柄だけは当初から続いた武田信玄から、「今川義元公生誕500年」の取り組みに合わせて、2020年(令和2年)にリニューアルされています。




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