旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

駅弁コレクション293-第2版 「鶏めし玉手箱」(大館駅)

2024-02-06 10:30:49 | 駅弁コレクション
【鶏めし玉手箱】(大館駅)
                         2022.10.25   投稿
                         2024.02.06第2版投稿

2019年(令和1年)12月22日 大館駅で購入 価格540円
                         [製造元](株)花善

 『鶏めし弁当』と同じく、朱色の掛紙が2段重ねの容器に紐掛けされています。




 御飯は、鶏めし(秋田県産あきたこまちを使用した、鶏肉の煮汁の味付け御飯)の上にそぼろ玉子をちらし、飾り麩(蒲鉾)をあしらっています。
 おかずは、鶏のせんべい粉揚げ・みずの生姜和え・さつまいものレモン煮・蓮根の竜田揚げ田楽味噌和え・鶏ひき肉と枝豆蒸し・しば漬です。




 地元大館の皆さんのために開発されたお弁当だと聞きます。そのため、値段の割には充実した内容になっています。
 販売は大館駅前の店舗のみで前日13時までの予約制で、1個から対応してくれますが、10以降の引き渡しとなっています。
 なお、花善は大館駅に限り、駅弁を予約すると1個から乗車口デッキまで持ってきてくれます。
 『秋田内陸線の旅 再び』の途中、大館駅ホームで停車時間に受け取りました。

2020年(令和2年)7月10日
 大館駅駅前「花善」で購入 価格540円
                         [製造元](株)花善








 『旅の小窓~『鉄印帳』発売開始の旅!?』の途中、大館駅駅前「花善」で購入しました。
 内容などは変わり有りません。

2021年(令和3年)9月20日
 大館駅駅前「花善」で購入 価格540円
                         [製造元](株)花善




 御飯は、そぼろ玉子と飾り麩が載った、秋田県産あきたこまちを鶏肉の煮汁で炊いた味付け御飯です。
 おかずは、鶏のせんべい粉揚げ・みずの生姜和え・さつまいものレモン煮・蓮根の竜田揚げ・鶏ひき肉と枝豆蒸し・しば漬と、おかずが入っています。
 3度目の購入ですが内容に変わりなく、今回は栄養成分表示が新たに加わっています。




 せんべい粉を使った唐揚げは一味違った食感で、味もしっかりしています。
 その他にも秋田特産にこだわった、枝豆と鶏ひき肉が入った枝豆蒸しや、山菜の「みず」の生姜和えなどが入っているのも特徴です。
 これは、地元大館の皆さんのために考えられたお弁当ならではの内容で、価格も他の駅弁に比べてかなり低く設定されていて、発売以来据え置かれているようです。
 最近は、「輸送」「委託製造」が発達して、その土地に行かなくても数多くの駅弁を手に入れることが出来る中、大館に行かないと手に入らない稀少な駅弁の一つです。
 『旅の小窓~由利高原鉄道鳥海山ろく線鉄印PartⅡ』の途中、大館駅駅前「花善」で購入しました。

2023年(令和5年)5月17日
 大館駅駅前「花善」で購入 価格550円
                         [製造元](株)花善




 御飯は、そぼろ玉子と飾り麩が載った、秋田県産あきたこまちを鶏肉の煮汁で炊いた味付け御飯です。
 おかずは、鶏肉のパン粉揚げ・とうもろこし入り蒲鉾揚げ・切り干し大根の煮(切り干し大根・山くらげ・人参・ひじき・枝豆)・蓮根の竜田揚げ田楽味噌和え・枝豆入り蒲鉾です。




 2015年(平成27年)11月の販売開始以来初めて一時販売を休止していましたが、おかずをリニューアルして2023年(平成5年)4月20日から販売を再開しています。
 リニューアルにあたり「鶏めしとの相性を考慮した食材これまで以上にお客様にもご満足いただける商品と考えております。」と、アナウンスされています。
 リニューアルを機に10円値上げされていますが、この内容で550円は破格の値段と言えます。この駅弁が大館の地元の方向けに開発された鶏めし駅弁という位置づけのためと思われます。
  現在も販売されていて、公式ホームページでは次のように紹介されています。
 ・二段重ねのかわいい玉手箱。
 ・女性や年配の方に大変好評な一折。
  ※要予約(前日13時締切り)
  ※10時以降のお渡しとなります






 製造・販売の花善は、1899年(明治32年)11月15日の大館駅開業と同じ日に、花岡旅館弁当部として開業し、駅弁構内販売を始めています。
 代表的な駅弁『鶏めし』は1947年(昭和22年)に販売を開始しました。
 その後、「花善商店」として会社組織にし、現在の「花善」に至っています。
 2019年(令和元年)には120周年を迎え、パリに常設店舗「1899ToriMeshi」を開業しています。
 掛紙に表記は一貫して『鶏めし』ですが、『鶏めし弁当』と表記したり呼ばれることが多いような気がします。

『駅弁味の陣2014』で『鶏樽めし』が「副将軍」を受賞。
 ※現在は販売されていません。


『駅弁味の陣2015』で『鶏めし』が「大将軍」を受賞。


 現在も950円で販売中で、公式ホームページで次のように紹介されています。
 愛され続けて70有余年、奥羽本線・大館駅の駅弁「鶏めし弁当」
 秘伝のスープで炊き込んだご飯と、国産鶏もも肉の甘辛煮は相性抜群です。


『駅弁味の陣2016』で『比内地鶏の鶏めし弁当』が「大将軍」を受賞。


 現在も1,300円で販売中で、公式ホームページで次のように紹介されています。
 定番駅弁「鶏めし弁当」のご飯はそのままに、日本三大美味鶏「比内地鶏」をふんだんに使った駅弁。
 シンプルな【塩焼き】と、コクのある【そぼろ】で地鶏の力強い風味をお楽しみいただけます。
 オリジナルの合わせみそを使った【茄子の田楽みそ】など、副菜も楽しい一折です。
 
『駅弁味の陣2017』で『鶏めし弁当 復刻版』が「副将軍」「歴弁賞~五十年将軍~」を受賞。
※現在は販売されていません。


『駅弁味の陣2021』で『3種の鶏めしいなり』が「エリア賞(北東北部門)」を受賞。『鶏めし弁当』が「10周年記念賞」を受賞。

 現在も630円で販売中で、公式ホームページで次のように紹介されています。






『駅弁味の陣2022』で『復刻版 鶏めし弁当』が「エリア賞(北東北部門)」を受賞。
 ※現在は販売されていません。



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