しずちゃん敗退、五輪枠逃す=3回戦でドイツ選手に完敗―女子ボクシング世界選手権(時事通信) - goo ニュース
昨日行われたロンドン五輪予選を兼ねて行われたアマチュアボクシング女子
世界選手権で南海キャンディーズの しずちゃんこと山崎静代は3回戦でドイツの
アンドレア・シュトローマイヤーに1RでRSC負けしてロンドン五輪の出場権獲得
に失敗した。
女子ボクシングが五輪種目に採用された3年前から本格的に挑戦し全日本
選手権で優勝して臨んだのだが、戦績を見ると世界選手権まで勝ったのは
全日本選手権での勝利のみで昨年9月の台北市カップや今年3月のアジア
選手権でも連敗と勝ってないので心意気は買うものの厳しいなとは思っていた。
女子のアマチュアボクシングとしては山崎静代の挑戦は世間一般の話題として
取り上げられるので否定する事はないものの、全日本選手権を制したとはいえ
層が薄いミドル級は初戦が決勝だったし世界選手権まで公式戦は3試合で
1勝2敗では経験不足は否めない。
問題はマスゴミが いかにも山崎静代が五輪に出られる可能性が高そうな報道を
していた事だろう。
たしかに かつての五輪は‘参加する事に意義がある’という精神で、勝ち負け
よりも いかに練習で培ったものを試合で発揮できるかというのが重要とされて
いた時代があったが、現実問題として今や結果がすべての世界になっている
のが現状だ。
アマチュアボクシングでも かつては1ヶ国1階級の枠だった時代があったものの
エントリー国の増加で今では参加枠があるため金:1、銅:2を取った事のある男子
ですらアテネなど出場できたのは1階級のみという事があったぐらい出場自体が
難しい時代なのだ。
企業アマの枠から出ようとしていない男子バスケットをはじめとした男子の
ボールゲームが出場権を獲得できずプロのサッカーしか五輪に出場できない
時代に、仕事を減らして努力を積んでいるとはいえ芸人が仕事の片手間で出場
権を取れるような易しいレベルではないという事を どのメディアも指摘しない事
の方が不思議だ。
彼女の健闘は称えたいが少なくともプロが最高レベルで凌ぎを削る五輪に仕事
片手間の芸人が出場するべきではないというのが個人的な考えだし、山崎静代
や猫ひろしのような芸人が出場できるかのような報道をする日本のマスゴミの
姿勢自体が問題だろう。