代案なき批判は意味がない

gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/sports/f-sc-tp3-211013-202110130000528

　3日ほど前に元サッカー日本代表の本田圭佑がアジア最終予選で
苦戦中の日本代表を批判する人達に対し、代案のない批判を否定
的なツイートをしていた。

　ご存じのように森保一監督率いる代表チームはホームでオマーン、
アウェーでサウジアラビアに敗れたのが響いて4試合を終え2勝2敗
の4位という位置付けになっている。

　だから12日に埼玉で行われたオーストラリア戦で勝てなければ2
位以内が厳しくなるところだっただけに終了間際の決勝OGで勝て
た事を喜ばないといけないのだが、森保監督に対して批判的な人達
の中には‘これで解任できなくなった’と残念がっていたのが印象的
だったのに対して本題圭佑が批判したのだろう。

　個人的に森保監督の采配ぶりには結果が伴ってない事もあって決
して満足はしてないのだが、だからといって監督を交代させたとこ
ろで事態が好転しなければ意味がないと思う。

　つまり森保監督解任論は感情論に近いわけで、感情論に流されて
行う事こそロクな事になってない。

　今の代表が苦戦しているのは9月の初戦でコンディションが悪いま
まで臨んでオマーンに苦杯を喫したところからリズムを狂わせている
のだが、親善試合とはいえ今年の3月の韓国戦は3－0で完勝している
ようにポテンシャルは高いわけで選手達のコンディションさえ良けれ
ばアジアを勝ち抜く事は可能だと思っている。

　苦戦中の原因を作ったのは森保監督ではあるが韓国に完勝したの
も森保監督の功績だという事も忘れてはいけないので、監督交代を
叫ぶ人達は代わりに誰が監督になればいいのかという対案を出すべ
きではないか。

　もっとも代案といっても実現不可能な代案では困るのは言うまで
もないが、特にセルジオ越後氏らのような評論家達が解任論を主張
するならの具体的な監督の名前ぐらい出すべきだろうと思う。