全く大関陣と きたら・・・・

３年ぶり４大関総崩れ　協会幹部から苦言相次ぐ…初場所４日目(スポーツ報知) - goo ニュース

　大相撲初場所は4日目の昨日4人の大関が全員敗れるという‘不祥事’を
起こしただけでなく、今日の5日目も琴欧州と琴奨菊の佐渡ヶ嶽勢の大関2人が
敗れて日程の3分の1が終わった時点で琴欧州の3敗を含め全員が2敗以上と
いう悲惨な成績だ。

　大関4人組のうち最長キャリアの琴欧州は もともと元気がなく勝ち越せれば
OKという感じだったが、その他の大関は昇進した頃は それなりにハツラツと
した相撲を取っていたはず。

　例えば鶴竜など大関に昇進してからは優勝争いに1度も絡む事なく燃え尽きた
としか思えない土俵内容で、ここまで昇進前と昇進後に雰囲気が変わるとは思わ
なかった。

　琴奨菊は昇進後2場所は優勝争いに絡むなど期待を持たせていたが膝を怪我
してからは精彩を欠き、先場所など地元開催だったにも拘らず終盤戦でようやく
勝ち越してカド番を脱出するという昇進時からは考えられない体たらくぶりだ。

　もっとも鶴竜と琴奨菊は相撲の取り口から見て横綱に昇進すると力士寿命を
縮めてしまうタイプだから初代貴ノ花ではないが‘名大関’系の力士だと考えて
いたが、それに引き換え日本人横綱候補の一番手と目されているにも拘らず
相変わらずの相撲内容で2敗を喫した稀勢の里には失望以外の何物でもない。

　というのも3日目の栃煌山戦はまだしも昨日の把瑠都戦では相性が悪いとは
いえ、どう見ても万全とは程遠い把瑠都相手に何度も上手を切りながら昨年の
夏場所千秋楽の一番を髣髴させる負け方で敗れてしまった姿を見ると暗澹たる
ものがある。

　相手の命綱である上手を切っても腰が高いため寄り切れずにすくい投げで
敗れているのだが、解説の舞の海ではないけど せめて頭を付けて低い姿勢で
寄っていけば逆転の投げを喰わずに済んだのに・・・と思わせる内容で何度同じ
失敗をするのかと思う。

　大関は本来番付最高位だから当然ながら2桁勝利というのがノルマだが最近
の大関は大学入試に合格したら全く勉強をしなくなる大学生のように全く精彩が
ないのを見ると、大関昇進条件が合計3場所で33勝以上という内規があるの
だから昇進後も せめて‘前3場所合計で30勝できなければカド番’などという
新たなる規定も必要ではないだろうか。