2018夏の甲子園 第6日

木更津総合が敦賀気比に大勝 6回にビッグイニング

 大会6日目の注目カードは第1試合の敦賀気比-木更津総合戦で、
敦賀気比は準決勝まで全てコールドで勝ち上がるなど強打を誇るの
に対し、木更津は野尻を中心にスポーツ紙3紙がA評価のチームだ
から野尻-敦賀気比打線という図式か。

 第2試合は共に強打を誇るカードで一見すると甲子園経験豊富な
日大三が有利に見えるが意外な事に平成に入って日大三は94年に
小倉東、11年には九国大付という北九州市のチームに敗れている
ので折尾愛真はこの流れに乗れるか。

 第3試合は共に強打のチーム同士なので打ち合いになりそうだが
天理に勝って出場を決めた奈良が、普段の力をどこまで出せるかと
いうのが意外な焦点になるのではないか。

 第1試合:敦賀気比 1-10 木更津総合

 立ち上がりから押し気味に試合を進めていた木更津は4回に3番
&4番の四死球にバントヒットでノーアウト満塁から6番の犠牲フラ
イで先制すると、6回には3安打で1アウト満塁から9番が選んで
押し出しでの追加点が入り更に1番&2番の長短打で5-0とし相手
エラーと暴投で一挙6点を挙げる。

 一方の敦賀は4回まで野尻にパーフェクトに抑えられていたが5
回に1アウトから5番が2ベースで出塁し死球で2アウト1・3塁と
するが後続を絶たれ、6回に2アウトから2番がヒットで出塁し3
番が歩いて1・2塁から4番のタイムリーで1点を返すが8回に1ア
ウトから2ベースと2つの四球で満塁から8番の2点タイムリーと
暴投で決定的な3点が入り勝負は決まった。

 敦賀にしてみると先制された4回はノーアウト満塁を犠牲フライ
による1点に抑えているし、5回には初安打も出て悪い展開ではな
かったのだが6回のビッグイニングを作られた事から野尻を伸び伸
び投げさせる事になってしまった。

 第2試合:日大三 16-3 折尾愛真

 1回に折尾は1番が歩き3番のヒットで1アウト1・3塁から4番の
犠牲フライで先制するが、その裏に日大三は1アウトから4連続四
死球で追い付くと6番の2点タイムリーで勝ち越し7番&8番の長
短打と満塁から3番の内野安打で一挙に7点のビッグイニング。

 これで完全に流れは日大三で2回に5番の2ベースと死球などで
1アウト2・3塁から2ゴロの間にランナーが返り、3回にも3安打
に相手エラーや犠牲フライなどを絡めて3点を奪い勝負あり。

 打撃戦が予想された一戦で1回に1アウト1・3塁から犠牲フライ
で先制したものの正直言って2・3点は取らないと厳しいと思って
いたので、あっさりと逆転されたのは想定内だったが7点は取られ
過ぎだし2回以降抑えれば何とかなるはずが3回までに11点取られ
ては相手投手が楽に投げられるので折尾が強力打線を擁しても厳
しい。

 とりあえず3回まで2人の投手が12四死球を与えては勝機はない。

 第3試合:羽黒 1-4 奈良大付

 1回に奈良は1番が2ベースで出塁すると2番のバントが内野安打に
なって1塁悪送球であっさり先制すると、4回まで両校ともランナー
を出しながら得点できなかったが5回に奈良は先頭の9番がヒットで
出塁し1番の2ランで3-0とする。

 その裏に羽黒も1アウトから8番が内野安打で出塁し2アウト後1番の
時に盗塁し、タイムリーで返り1点を返す。

 6回、7回に羽黒はヒットを連ねるものの得点できず、8回に奈良が
2番&3番の連打でノーアウト1・3塁から4番の犠牲フライで4点目を
挙げて突き放す。

 結果的に奈良の12安打に対し羽黒も8安打放っており明暗を分けた
のは羽黒の8安打全てが単打だったのに対し、奈良が5回に放った2ラ
ンと先制点に繋がった2ベースと長打力の差だろう。

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