金子、4年20億で残留=「オリックスで優勝したい」―プロ野球(時事通信) - goo ニュース
バファローズでFAとなり去就が注目されていたエースの金子
千尋の残留が決まった。
今年のレギュラーシーズンで80勝してパ・リーグ2位だったバファ
ローズは元ライオンズの中島裕之やファイターズの小谷野栄一に、
トニー・ブランコらを獲得するなど大型補強を敢行しオフシーズン
の話題を独占している感が強いので このメンバーが額面通りに
活躍すれば来シーズンは優勝間違いないだろう。
ただ野球を含めたチームスポーツは大補強した事が結果に結び付
くかといえば未知数で、却って小回りが利かなくなって消化不良を
起こす可能性も十分ある。
才能型選手を揃えると巷では‘このメンバーで優勝できなければ
おかしい'といわれるのだが、意外に首脳陣は持て余してしまいがち
で00年に長嶋茂雄監督が率いたジャイアンツがミレニアム打線と
いわれたスター軍団で日本一になった時に‘あのメンバーを使いこ
なせた長嶋は凄い'と川上哲治氏は絶賛していたほど難しい。
実際02年に同じようなメンバーで原辰徳監督は独走して日本一に
なったものの、04年にチームを引き継いだ堀内恒夫は完全に持て余し
05年にはBクラスに転落している。
長嶋茂雄や原辰徳は日本代表の監督を務め、特に原はWBC優勝
監督だから代表になるようなスター選手を使いこなせたのだが堀内
のような上意下達タイプの監督では厳しいという事になる。
つまり森脇浩司監督の手腕が問われる事になるわけで人格的には
好人物であるのは救いだが、大型補強の場合は我が強い選手が多い
ので これだけのメンバーを どこまで使いこなせるかという事がバファ
ローズが優勝できるかのカギになるだろう。