レオってマイナー?

 昨日OAされたウルトラマンメビウスにゲスト出演した
ウルトラマンレオだが、いろいろなサイトの書き込みを見た
ところかなり好意的な意見が多かった。
 ところでレオについては、我々の世代ではすごくマイナーな
イメージがあったのだ。
 96年頃発売された宝島社の‘さらば怪獣VOW’にウルトラ、
ゴジラ、仮面ライダー、ガメラなどのシリーズの不人気ランキン
グというのがありウルトラではレオがワースト1位となっている。
 これはTU〇AYAの貸し出し回転数を調べてのものらしい、ゴジラ
では‘対メガロ’仮面ライダーでは‘スーパー1’、ガメラでは
‘宇宙怪獣ガメラ’、他の怪獣映画では‘宇宙大怪獣ギララ’が
それぞれのジャンルでワースト1である。
 ただ蒲田時代に明け方の5:00頃から再放送がOAされていて4:30
からの‘帰ってきたウルトラマン’と続けて見ていたのだが、
思ったより酷い作品ではないと思ったのだ。
 ではなぜマイナーイメージがあるのかというと、まず1つ前の
タロウがハチャメチャなムードでウルトラ兄弟祭というような話が
けっこうあり、ZATもアバウトなムードで基本的に明るく楽しい
作品だった。
 ところがレオは一転して暗いムードだし、スポ根系の特訓なども
ふんだんにある。タロウではやたらと多かった光線技が、レオでは
当初ほとんど使われず打撃のみの戦いでアクションは充実しブレーン
バスターなどの大技も登場していたが、いかんせんウルトラの華で
ある光線技がないのでもの凄い違和感があった事。
 これは当時ブルース・リーのカンフーものが流行り更にスポ根もの
も復活していた時代に合わせたと思えるが光線技のないウルトラは
メインディッシュのないコース料理と同じように思えた。
 特に当初はレオは未熟であっさりと敗れた後に師匠であるモロボシ・
ダンに鍛えられてリターンマッチで勝つパターンが多かったので、
弱いヒーローというマイナスイメージが拍車をかける。
 それにダンとゲンの師弟関係に主眼を置いているため防衛チームの
MAC自体の影が薄く、ほとんど活躍しないばかりか最終クールには
円盤生物の襲撃を受けて全滅している。
 つまり当時のヒーローものの王道パターンから完全に逸脱していた
のだ。タロウが王道を行っていたため余計に格差が激しく視聴者は
落胆して見限ったため視聴率的にも低迷、更にレオで一旦ウルトラ
シリーズが終了したというのもマイナー感を強調しているのだ。
 ただし改めてじっくり見るとレオ=ゲンの自らの故郷を無くした故の
決意のようなものが(特に円盤生物偏では)ひしひしと伝わってくる。
 今回のメビウスでレオが復権できれば大いに価値のある事だろうと
思っている。
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
個人的には (soshi-s)
2006-11-26 23:06:45
タロウの王道としてある意味『行き着いてしまった』感のある
あのハチャメチャな雰囲気より、むしろ『もう一度
新しいウルトラマン像を』って感じで作られて(るであろう)いるレオのほうが好きでしたし、今もそう思ってますよ。
 
 
 
書き込み御礼&レス (こーじ)
2006-11-27 19:04:22
>soshi-s様
 そうなんですよね、タロウで王道はゴールという感じでしたからレオでは新機軸の展開にせざるを得なかったと思いますよ。
 改めて見るとレオのムードって悪くないですよ。
 
 
 
おおとりゲンは好きなんですが (柴田真紀)
2006-11-27 23:27:02
 真夏さん……やっぱ年くったなー。

 「レオー!」
 の掛け声も、昔のように少しカン高い方が好きなんだけど……。
 しかし、普通に喋っているときは、イイ声だ(笑)。

 なんか、今風イケメンにーちゃんと特訓シーンが全然つながらないので、個人的にはイマイチでした。
 ああいうくさい熱血バカ(←マリナ調)な展開は、やや濃い顔の、骨もぶっとい男性の方が合うと思うので、五十嵐=ミライくんでは、ひよわそーでちょっと……。
 やっぱ、『ウルトラマンレオ』の主役が真夏竜さんであった大きな意味に、いまさら気づいた私であります。
 
 
 
書き込み御礼&レス (こーじ)
2006-11-28 20:09:15
>柴田真紀様
 掛け声は少し衰えたとは思いましたが、それ以外は渋みがあっていいですよ。
 ミライ君の特訓姿というのは確かにピンと来ませんよね
 むしろリュウの方がはまってはいますね。
 
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