リオ五輪総括:陸上競技編

 リオ五輪の陸上競技は何といっても男子400mリレーでアメリカ
より先着しての銀メダル獲得と男子50㌔競歩で荒井広宙が銅メダル
獲得という複数メダルの‘明’に対し、男女マラソンを筆頭にした
長距離陣の壊滅的惨敗という‘暗’に分かれた。

 もともと陸上競技は競泳とは違い日本勢がメダル量産というわけ
にはいかない競技だし、決勝に進んだだけでも大したものという種
目が多いため‘○○はメダル○個を取ったのに陸上は…’という評価
はナンセンスだ。

 それを考えると棒高跳びの澤野大地が結果的に7位入賞を果たした
事など大健闘といえるし、決勝では振るわなかったが男子やり投げの
新井涼平が初出場で予選を一投でクリアしたというのは実力がある
証拠で4年後が楽しみになってくる。

 そんな中でマラソンは かつてマラソンを含めた長距離しか通用
しないと言われていたわけだがマラソンだけでなく1万mや5千mで
日本勢は大迫傑や上原美幸が健闘したものの他は壊滅状態で長距離
界の地盤沈下ぶりが際立つ形になっている。

 400mリレーのようにかつてはアメリカに勝つなど夢物語だった
のが実際に勝てるまでになっているのだから、とりあえずアフリカ
勢に負けないスピードを付けるべくトラック種目の強化から入るべ
きではないだろうか。

 やはり日本人は長距離好きなのだから長距離陣の復活なくして
陸上人気の浮上はない。

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