円谷作品とオカリナ

 ミラーマンの小さなインベーダーでは地球移住を望むインベーダーの少年と
京太郎が心を通わせるのが特徴で、それを決定的にしたのが少年が持っている
オカリナ。

 これを京太郎が吹く事によってインベーダーの少年の心が揺らぐのだが、
思えば円谷作品ではオカリナが効果的に使われている。

 円谷作品でオカリナが効果的に使われたのは何といってもウルトラセブンの
ノンマルトの使者。


 ノンマルトの少年が海に向かってノンマルトのテーマを吹くシーンが印象的で、
変身しようとするダンの説得に失敗しオカリナを叩きつけて‘ウルトラ警備隊の
バカヤロー’と言うシーンのインパクトも強かった。


 演出した満田監督に言わせると‘最後に岩場に叩き付けるのにハーモニカや
笛だったらカランカランで拍子抜けするのに対しオカリナだからパリンと割れて
インパクトが強い’との事。


 第2期になると帰ってきたウルトラマンの怪獣使いと少年でもオカリナが効果的
に使われたし、ミラーマンでも満田監督作品のアイアン復活編で朝子がオカリナ
を吹くシーンを
はじめ こちらでも効果的な使われ方をしていた。

 どうしてもオカリナの音色は哀愁がこもるケースが多いので重い雰囲気の作品の
方が相性がよく、今回紹介したEPなど最適だろう。

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