久里虫太郎とガランは立花ナオキとジャンボーグAの関係?

 ウルトラマンエースの4話に登場する超獣ガランは怪奇漫画家である久里虫太郎
が作った超獣で、ヤプールによってシンクロするようになっていた。

 つまり久里が作ったシナリオ通りにガランが行動するのだが、反対にガランが
肉体的なダメージを被ると久里にも肉体的な苦痛を伴うわけでガランが右腕を
タイマーショットで吹き飛ばされると右腕を押さえてのた打ち回り、メタリウム光線を
受けて爆発すると住んでいる屋敷ごと爆発してしまった。

 これを見るとジャンボーグAと同じパターンではないかと思ったのだ。

 ジャンボーグAはエメラルド星人から贈られた巨大ロボットで立花ナオキが操縦
するジャンセスナが変身し、ナオキの身体の動きを脳波伝達用ヘッドギア及び
ヘッドホンや制御ワイヤーによって忠実にトレースするという当時としては斬新な
設定だった。

 ただしジャンボーグAがダメージを被るとナオキ自身にもダメージが来るという
いわゆる操縦者との一心同体というもので、操縦者のナオキは生身の人間という
のも変身ヒーローもの全盛の頃には珍しかった。

 これはロボットアニメの金字塔であるマジンガーZでも使われなかった設定では
ないか。

 正義の‘一心同体’がジャンボーグAとナオキならば、悪の‘一心同体’はガランと
久里虫太郎という事になり、その力を与えたのがエメラルド星人かヤプールかの
違いになると思うのだ。

 ガラン編がOAされたのが72年の4月で、ジャンボーグAの1話が73年の1月
だから、結構つじつまが合うのではないかと考える。
 

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 高校サッカー... アレックス・... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。