アレックス・カブレラ獲得の真意は

ソフトバンク補強第３弾！カブレラ獲得を発表(スポーツニッポン) - goo ニュース

　ホークスがバファローズを自由契約になったアレックス・カブレラを獲得した。

　そもそも去年からカブレラがバファローズを自由契約になるとホークスが獲得に
乗り出すだろうという話はあったのだが、これが現実のものになったわけで個人
的には諸手を挙げて喜ぶわけでも‘よそのチームの戦力外選手を取っても’と
批判する気もないが どちらかといえば賛成だ。

　強いてあげればカブレラが左だったら最高だと思ったのだが。

　岡田監督が‘松中も試合に出られへんやろ、小久保もDHぐらいちゃうか’と批判
的なコメントを残していたが個人的にはカブレラ獲得は松中信彦への信頼感の
なさを象徴していると思う。

　そもそも小久保の後ろを打っていた頃の松中は勝負強さのある頼もしい打者
だったのだが、小久保がジャイアンツに移籍した04年に三冠王を獲得するなど
活躍したもののポストシーズンでは活躍できずにプレーオフ敗退の戦犯になって
いた。

　しかも毎年のようにケガをして、ケガを引きずりながらのプレーをウリにしている
のかと思うぐらいコンディション維持が下手なので、イチローや小笠原と同い年に
見えないぐらい老け込んでいる。

　ケガが多いというのは明らかにオーバーワークが原因だと思うのだが、毎年
懲りずに暑いグァムあたりに出かけて自主トレ期間から猛練習をする神経を疑う
のだ。

　通常なら35歳を越えて体力も落ちているので若い頃とは練習法を変えるべき
なのに、若い頃と同じような練習をして体を壊しては意味がないしチームに
迷惑をかけるだけだろう。

　長嶋茂雄は‘キャンプは寒稽古で寒い所で徐々に体を作っていき開幕に間に
合わせる方が得策で、下手に暑い所で仕上げてもキャンプやプレシーズン
ゲームは寒い所でやるのでケガをしやすくなる’と暑い所でのキャンプを否定し、
事実グァムキャンプは自身が監督に復帰した年から中止していた。

　これは最初に監督に就任した1年目にベロビーチキャンプを行ったものの王貞治
以下の中心選手達がケガをして　まともに開幕に間に合わず最下位に終わった
教訓だと思われる。

　まぁ練習には十人十色あるので とやかくは言えないが、毎年同じ事を繰り返して
ケガを繰り返す松中は いったい何を考えているのかと思ったりする。
　何度やっても上手くいかなかったら、やり方を変更するのが普通ではないか。

　にも拘らず自分のやり方に拘泥し毎年同じ失敗を繰り返す松中をアテにでき
ないと球団も考えてのカブレラ獲得ではないかと思うのだ。