2016選抜高校野球,第11日・ファイナル

智弁学園 延長サヨナラ初優勝!高松商 惜敗 56年ぶりの栄冠ならず

 いよいよ決勝戦。

 最大の注目点は高松打線が智弁の村上を打ち崩せるかで、後半の
失点がない事を考えると5回までに3点は取っておかないと前日延長
11回まで投げた浦のスタミナが心配になる。

 逆にいえば5回までに智弁が1点以内に抑えていれば自分達のペー
スに引き込めるので、5回までの攻防が勝負の行方を占える形だ。

 智弁学園 2⑪1 高松商

 1回表に高松は1番が2ベースで出塁すると2番のバントが野選になり
ノーアウト1・3塁とするが3番の強烈なゴロが3塁正面の併殺という形
でチャンスを潰すと、2回に智弁は1アウトから6番が歩いて7番のヒッ
トで1・3塁となり8番の2ゴロ併殺崩れで先制する。

 直後に9番の2ベースで2・3塁とするが1番が打ち取られて1点止まり
となって7回以外は毎回ランナーを出した高松から押されまくる。

 迎えた8回に高松は1番が内野安打で出塁すると2番が送り3番がセン
ター前にはじき返し遂に同点に追い付くと、その裏 智弁は1アウトか
ら1番が内野安打で出塁するが2塁に走りアウトになった直後2番&3番の
連打が出るなどチグハグで高松に流れが行った感じだった。

 9回に先頭の6番がヒットで出塁したチャンスで後続を断たれた高松は
10回にも1番がヒットで出塁し盗塁成功するものの、2番がバント失敗後
ランナーを進められず勝ち越しならず。

 智弁も10回に8番がヒットで出塁するが9番がバント失敗し1番が送って
2アウト2塁にするものの得点できず。

 そして迎えた11回に智弁は3番のライト線のフライをファインプレー
され4番も倒れた2アウトから5番がセンター前に撃ち返すと、6番がセン
ターオーバーの2ベースを放ちサヨナラとなった。

 ヒット数は高松8に対し智弁は10と上回ったものの残塁は高松が10と
押していたのは高松だったわけで、結局明暗を分けたのは1回に高松が
ノーアウト1・3塁で強烈な当たりが3塁正面で併殺となったのに対し
智弁は2回に1アウト1・3塁で緩い2塁ゴロが併殺崩れとなって先制した
という事だろう。

 つまり前半の流れが智弁にあったわけで途中から高松が盛り返して
連投が心配された浦も3回以降は調子を上げて8回裏などツキも高松に
回ってきたと思われていただけに最後の2アウトからの短長打による
サヨナラのシーンはあっという間で鮮やかだった。

 2-1というスコア以上に互いが攻め合った決勝らしい好ゲームだった。

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