姫矢准の理解者・佐久田恵

　ウルトラマンネクサスの主役・孤門一輝には斎田リコという恋人がいた
のだが、ウルトラマンに変身する姫矢准にも佐久田恵というよき理解者が
いる。

　もともと佐久田恵と姫矢は新聞社の先輩・後輩という位置づけだ。
　しかしストイックで一途な姫矢が恵は気になっていたようで、それは孤門が
姫矢について聞こうと最初に務めていた新聞社を訪ねた時 熱心に姫矢の
説明をしたのを見るとよく分かる。

 　Ep16で根来が山荘の隠れ家に孤門を連れ込んだ時に‘姫矢も来る’と
いう理由で食料などを届けるように指示され、届けに行く途中でノスフェルに
襲われ姫矢から救われる。

　ここぐらいから恵はビースト事件に巻き込まれ始める。　　

　Ep21で保呂草の撮った写真を掲載し根来が書いた記事の載ったスポーツ
紙を読んで自分がノスフェルから襲われ、姫矢に助けられた事を思い出す。
　そして根来からの電話を受け、合流すべく川沿いの公園で待っていたら
突然姫矢が現れて倒れていた。

　姫矢にすると恵がいる公園をイメージしたらしいのだが、ここはセラを
失った後に飲めない酒を飲んで苦しんで恵から介抱されたり、戦場に行く
前に別れの挨拶をした場所でもあった。　

　そういう意味では純粋な姫矢には先輩で自分を心配してくれる恵に対して
無意識に恋愛感情に似た気持ちがあったのかもしれない。
　引き止める恵を振り切って出て行くのだが、そういえば戦場でも
引き止めるセラを振り切って出て行き結果的に追いかけてきた
セラを亡くしてしまった。

　 ただ、人のトラウマを読み取るのに長けた溝呂木眞也が恵を
見逃すはずがなく・・・・・・