以前ウルトラマンタロウの最終回を‘こういう終わり方もあり’と
記したのだが、1つだけ残念なのは話が唐突過ぎる事。
昭和のヒーロー作品は基本的に1話完結だったので最終回の唐突
さは仕方ない面もあるのだが、タロウの場合は通常よりも2話長い
53話までOAされていたのだから もう一ひねりあってもよかった
のではと思う。
つまりバルキー星人というレオのNG版デザインのキャラが登場
するのだからレオに登場したマグマ星人やババルウ星人と変わらな
い存在感があってもいいのではないかと考えるし、せめてバルキー
星人の口からサメクジラを使って侵略を企てた理由を語らせよかった
のではないか。
タロウがサメクジラと戦っている最中に突如 後ろから登場し襲い
かかってくるのなどはブラック&レッドギラス編のマグマ星人を髣髴
させる。
このタッグにタロウが一旦敗れるかサメクジラを倒して前編を終え、
後編に星人のみが登場しタロウが敗れるか一旦 星人を撃退し逃走
させて最後に光太郎が変身せずに倒すという方が余韻の残る終わり
方になるのではないだろうか。
まぁこういう机上の空論的な話は視聴者それぞれにあってキリがない
だろうし製作者サイドは次回作であるレオの方に多くがシフトして慌し
かったのでそういう余裕はなかったとは思われるが、見返して見ると
ついついそういうふうに思ってしまうのだ。